戦略コンサルタントは偉くない。お互いをリスペクトしよう
コメント
注目のコメント
いいコンサルと使い物にならないコンサルのちがいは、顧客の課題を顧客の体力に合わせて解決できるかどうかです。
スリムアップしたいとう課題に対し、体力のない(組織体制が整っていないなど)顧客に、トライアスロンというコンサルをしたら、すぐにへばってしまいます。
レスキュー隊の人たちに、コンサルの真髄があります。相手の状況に合わせた処置をスピーディに行う。つまり相手への愛情、厳しい現場にも飛び込む勇気、そしてチームワーク。昔は独自のフレームワークを持っていてそれを使いこなせるコンサルに価値がありましたが、フレームワークが一般にも広まり、あてはめさえ間違えなければアウトプットが出せるようになりました。フレームワークだけを武器にしても生き残れないので、ストーリーが必要になります。ストーリーラインにのせるメッセージは、現場経験から生み出すことでオリジナルになります。だからこそ、フレームワークだけに頼らずに自分で考えることが重要だと理解してます。
個人のキャリアも同様で、スキルだけで勝負できた時代は既に終わったので、自分はどんな価値を何を生み出せるのか、個人の物語が重要になります。だからこそ経験を振り返り、強みを強化して、それらの積み重ねの先に個性を示す必要があります。
ストーリーラインや物語をつくることはしんどいですが、自分でしっかり考えるからこそ、オリジナルの個性になります。
学生も社会人も組織も安易に答えを求めてしいまい勝ちですが、そんな風潮への戒めのように感じました。“プレゼンを作る上で一番重要なのは、ストーリーラインを作ること”
全く同感です。私も、コンサルタントとして働いていた5年間、何度も何度もストーリーラインについて指導を受けました。東京だけでなく、NYで働いていた時もそうでした。
特に、重要な経営判断につながるような提案をする時には、ストーリーラインが一番大切でした。データやロジック、スライドは、あくまでもストーリーラインを補強する位置付けです。
その後、起業して一番役に立っているスキルも、まさにストーリーラインを作る力です。
起業家として、ステークホルダーの複雑な利害を調整し、同じ方向に向けて力を合わせていこうとするとき、「まずはストーリーラインを作る」という習慣が、とても活きています。