東大・松尾先生と金融ベンチャー、長期資産運用支援にAI
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資産運用の基本は「長期・積立・分散」です。しかし、統計上は、個人投資家の過半数が心理的な罠に陥ってしまい、不合理な投資行動を取ってしまうことがわかっています。
心理的な罠の例として、「損失回避バイアス」や「アンカー効果」などが知られています。行動経済学における一連の研究は、この20年間で2回もノーベル賞の対象となりました。
一人ひとりの資産運用をAIでサポートすることでこのような心理的な罠を回避できるよう、ウェルスナビは1年以上前から東大松尾研との共同研究に取り組んできました。
なお、ウェルスナビの資産運用は、ノーベル賞受賞者が提唱した理論をベースとする客観的なアルゴリズムで行なっているのですが、厳密には「アルゴリズム=AI」とは限らないことから、誤解を防ぐためにも、当社のHPでは「AI」という言葉は極力使わないようにしています。(この記事をご覧になった後にHPを見ると、「AIはどこ?」と思われるかもしれません。)
https://www.wealthnavi.com/
期待に応え、松尾研とのAI研究の成果を1日も早く実用化できるよう、取り組みを加速していきます。個人投資家一番の強みは、運用実績を求められないこと。機関投資家は一定期間中に、利益確定させて、必ず実績にしなくてはならないため、『ロスカット』という発想もあるが、個人にロスカットは当てはまらないし、ロスカットという仕組みが、売りを強めることもあるので。
AIによるアドバイスはいいかもしれませんが、投機目的の個人投資家には向かないかもしれませんね。