中国、対米輸出に抜け道 アジア経由急増
日本経済新聞
28Picks
コメント
注目のコメント
米中貿易戦争の勝者はベトナムになるのではないか、ということもいわれます。生産拠点の中国からベトナムへの移転、ということだけでなく、米国・中国間の輸出入の双方で、ベトナムは利益を得ます。日本は、こういう漁夫の利を取りに行く真似はちょっとできないでしょう。
米中摩擦でベトナムが潤うからくり 中国企業が次々移転
https://globe.asahi.com/article/12270166
中国と東南アジアの経済は、従来から緊密になってきています。たとえば、タイは農産物の一大生産国ですが、タイの農産物はベトナムを経由して中国に輸入されるものが多いですが、その際に、「ベトナム産」ということにされるものも多いです。
中国が米国からの農産物、たとえば大豆や豚肉の輸入を制限したとしても、まず米国からベトナムに輸入され、「ベトナム産」として中国に入る、ということは考えられるし、現に起きています。関税引き上げの後は、次はこういった迂回輸出の規制だろうか?
自分でデータを見たわけではないが、記事のグラフを見ると、ベトナムと台湾は増加額や増加率のバランスを考えるとある程度記事の仮説が成り立つように見える。メキシコは、迂回輸出よりは中国からの関税が上昇した結果として、米国向け需要・生産が中国からメキシコに移ったのが多いのではないかと思う。ただメキシコについても関税が引きあがればどうなるだろうか。
とはいえ、迂回輸出するにもコストがかかる。結局様々な形でコストが増加し、価格増と利益減という形で表れ、それは需要減にもつながっていく。