JDI国内一部工場の休止検討 スマホ需要低迷で
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一般論として、半導体や液晶は、赤字であっても稼働し続ける方がCF的には良いことが多い。それは巨額の設備投資で減価償却費が大きいから。なので赤字でもキャッシュコストを下回らなければ生産をし続けることは少なくない(そしてそれが供給過剰をさらに生む)。
そういう業界特性のなかで、休止を検討せざるをえないというのは相当に厳しいということ。あとは再稼働をする場合にはその時に立ち上げ調整の期間もかかるし、クリーンルームをどうするかによって休止の間のコストとかも変わる(人件費もある)。半導体工場もそうだが、こういった工場は一度工場プロセス止めると再開は難しいと思う。官民ファンドが民生品向けビジネスに関わって成功した例を見たことが無い。かつて国プロという形で、研究開発の企業投資支援のようなものがあって標準化やベンチャー・プロジェクトの立ち上げ、新ビジネスのプラットホーム構築で活用した例はあるが、経営能力が重要な工場生産に関わる支援って難しいと思う。