【深刻】1位は福井。倒産以外で会社をたたむ社長「続出中」
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都道府県ランキングで「なぜ」を説明するのは、実はかなり骨の折れる仕事なのですが、今回は割と相関が見えやすかったのが印象的でした。
もっともわかりやすいのは、社長の平均年齢です。社長の高齢化が進む都道府県に休廃業・解散率が高い県が集まり、若い社長が多い地域に休廃業・解散率が低い県が集中しました。そこで非常に長い表を、あえて分割せずに掲載してみました。
しかし、有効な対策が見えないのが、この問題の難しいところです。ローカルの中小企業の方々とのビジネスが中心の小生としても同じ実感があります。
とてもよい商品を持っているのに売り方がわからないとか、
既存のビジネスモデル以外の選択肢をする気力がないとか、
気づいたら社長の聞こえの良いことしか言わない側近ばかりとか、
この体勢で存続させてもそりゃ早晩息詰まるわなというのが多い。
M&Aが流行るのもよくわかる。
個人的に思うのは、
大企業の中でくすぶっている中堅の方なら、中小企業で経営メンバーになった方が同じ時間を過ごすなら満足度は高いと思います。
大企業の部長クラスなら部下30人くらい抱えてマネジメントしている人も多数なので、中小企業ひとつ経営しているようなもの。
ぜんぜんできると思うし、大企業にはそこまで成長してきた労務管理手法や資料の作り方、見方が実はよくできていて、中小企業に行くとびっくりするぐらいそのあたりができてないことがわかります。
ローカルにこそチャンスは多く眠っています。日本経済の深刻な問題です。企業の休廃業・解散数は、倒産より多い。やはり、社長の高齢化にも理由があるようです。
一方、私の地元である大阪府は、「休廃業・解散率が最も低い都道府県」で、京都、奈良、兵庫も低くて、「関西が表彰台独占」というのは興味深いです。