働きがいのある企業ランキング2019【ベスト100・完全版】
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私は長く人材エージェントを営んでおります。転職とは人生を決める一大事です。転職検討中の方は本情報を参考にする方も多いと思います。
ランキング情報を活用するには、もとになっている評点のロジックを知る必要があります。本評点は個人ユーザーが投稿した点数の単純平均ではなく、オープンワーク社独自ロジックです。
例えばユーザーベースは単純平均点は4.16ですが、評点は4.7です。一方、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの単純平均点は3.90ですが、評点は3.36です。両社の単純平均点は0.26しか変わりませんが、評点では1.34の差が付きます。
評点ロジックは公開されていませんが、ポリシーによると投稿件数が多いと良い評点がつき、逆に数が少ないと良い素点がついていても3点に寄るようであり、他にも独自ルールがあるようです。
上記で比較したバンカメメリルは中小企業ではありませんが、中小企業は投稿数が少なくなります。良い運営で良い評価の投稿がある中小企業も評点が3に近くなり、逆に多い投稿を得る企業は4を超えます。善意の投稿者の意思に関係なく、評点に差がつく仕組みです。
ユーザーは規約やポリシーを読み込んで利用することは多くありません。独自ロジックであるとは思わず、瞬時に数字で判断しますから「大企業のa社の法令順守姿勢は4.5なのに、中小企業b社は3ということは中小企業b社は法令順守姿勢がないんだな」と誤解をするユーザーがいても不思議はありません。同社はこの評点が企業の通信簿と表現しています。口コミ対策に恣意性を加えていない善良な中小企業へのネガティブな情報発信になっている可能性を念頭においていないようです。
また、評点にロジックがあるならば、企業は評点の調整が可能になります。この調整作業も経営努力であるから、評点対策をしている企業が素晴らしいのだと言ってしまえばそれまでではありますが、かつて対策が横行したSEOと同じですね。いずれは対策が横行して働くひとにとって意味のない評点となります。現状でもすでにその傾向が見えかくれします。
オープンワークは元になる投稿者の実在も確認されていない匿名情報です。加えて、ロジックも公開されていない独自格付けです。この評価をもって善悪の判断はできないとの理解が必要だと思います。
本情報は参考程度に良い会社を判断頂きたいと思っております
注目のコメント
「働きがい」と「働きやすい」は全くの別物とよく言われていましたが、同じではないものの共通項目も出てきました。限られた時間の中で成果を出し、やりたいことにチャレンジができる。無制限に好きなようにやらせてくれるというのは選ばれない。プライベートも含めたやりがいということなんでしょうね。
最も働きやすさとして切り取られやすい残業時間については、OpenWorkのスコアと比例関係に無いのが面白いところ。
社員の多くがイキイキとしており自分を成長させてくれる企業だったり、納得感のある評価制度で成果を出せば出した分だけ給与に反映される企業など、上位に入る企業の特徴は様々です。