「ホテル」に続々参入するハウスメーカーの思惑
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積水が関係するラグジュアリーホテルの開発の意味は、少し異なるが、自らの工法を活用できるハウスメーカーの都心部での着工シェアはここ数年高まる一方。
これは、様々な理由が考えられますが、一番の理由はゼネコンの請負単価の高騰が要因であると考えられる。それまではコスト競争力が決して高くなかった、重量鉄骨の技術を持つハウスメーカーは都心部では住宅含めて苦戦を強いられていたが、ここのところ賃貸住宅付きの住宅であったり、共同住宅などゼネコンと比べて短工期、ローコストを強みにシェアを拡大している。
オーナーや投資家にとっては、一見、経済合理性の高い仕組みであると考えられるが、果たしてこれでよいのだろうが?!
日本を代表する東京の街が、外壁がサイディングのプレハブの建物でどんどん景観的に汚染されていく。
現在、偶然ですがドイツやスイスと言った景観をとても重視するヨーロッパにいると本当にこれでよいのかと考えてします。東京でインパウンドの人たちがこぞっていく場所といえば、会えて雑多な渋谷や新宿のような繁華街ではあるが、ある種雑多な中にも、オリジナリティがある建物が多いからで、これはプレハブ建築ではなし得ない。
ハウスメーカーにとっては、相続税対策の必要な地主やや投資家向けには、ビジネスチャンスであることには間違いないが、長い目で見た時に、本当に日本にとって、これでよいのかと考えることも必要なのでは。
いま、リノベーションなど様々な建築技術が、選択肢として増えてきている中で、オーナーや投資家の方々にも、長期的な目で見た都市作りを、もっと考えてもらうことも必要なのではないか。
注目のコメント
ホテル経営は当社のようなサービス重視の小売業にとってはいつか手がけたい憧れの事業ドメイン。
物が介在しないからこそのハイレベルなサービスに挑戦したい気持ちをどこも持っています。
ハウスメーカーにとってもまとまったスケールを受注できる機会。
これまでブルガリ、ヴェルサーチなどブランドがライセンス的に関与するスモールラグジュアリーホテルは多数ありましたがオペレーション、建築にまでホテリアーではない企業がホテルに進出する時代。楽しみです。