「嵐ジェット」のデザイン、実は巨大シール 機体に貼るため熟練の技
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デカールというのは製品名ではなくて一般名称ですね。転写フィルムのことです。透明なフィルム(剥離シート)の上に、絵と粘着層が積層してある製品です。いわゆる擦って貼るシールというやつですね。飛行機に限らず電車や自動車のマーキングにも使われます。時々見かける痛車にもよく使われてます。
一般的にはこういう構造
ボディ| 粘着層|台紙|絵|保護層など |剥離シート ←こちら側からスキージで押し付ける
薄くできるので、対象物の凹凸に追随しやすく、一体感が得られやすいのです。薄いと言っても印刷層はそこそこの強度の自立したシートなので、用事が終わったらぐいーんと引っ張って剥がすこともできます。
素材は、このデカールがどこ製かにもよりますが、ドライヤーで伸ばしながらとあるので、おそらくポリ塩化ビニル製でしょうね。アクリル系もあると聞きますが、少し伸ばしつつぴっちり貼るような使い方なら塩ビの方が向いてます。
しかし、航空機用は毎回デザインも変わりますし、こんな大きさのものを貼れるのは見事な腕前ですね。見学させてほしい。あと自分でもやってみたい。
余談ですが、ドライヤーで温めるのは一般的なシールやラベル剥がしでも使えるテクです。フィルム状の耐水ラベルなんかが剥がれにくいときはドライヤーで温めると取れやすくなることがあります。
(お湯につけた方が速いものもありますけど)