世界一の「座りすぎ大国」ニッポン、「座り方」を改めよ! | “座りすぎは喫煙と同じくらい体に悪い”?
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注目のコメント
記事より...
「座っていて「動かないで」いると血流が悪くなり、その時間が長いほど血流の悪い状態が慢性化して血管が老化し、心臓血管系疾患になりやすくなる」
「座って仕事や作業をしている多くの人にとって、座っている時間が病気に直結するというのは少し短絡的かもしれません。」
なるほど!座っていても作業していればリスクは減らせる可能性があるのですね(^^)
"座るのは体に悪い"という情報をよく耳にしますが、なかなか座らないで生活するというのも難しい部分もありますので、これは良い情報でした!
さて...
"ゼロポジ座り(110°座り)"
と
"直角座り(90°座り)"
の違いがわからない!
という方も少なくないかと思いますので、姿勢分析も専門に行なっている作業療法士としてコメントさせて頂きます。
"良い姿勢"というのは、"腹圧が高まった状態"です。
(専門的にいうと"抗重力伸展"の状態とも言います)
"腹圧が高まった状態"というのは、一般的にインナーマッスル(腹部深層筋)と言われる筋肉(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋)がそれぞれ適度に働いて、腹腔(腸などの内臓が収まる部分)に上下前後左右から適度に圧がかかった状態の事です。
...とは言われても何のことやらという感じだと思いますので、実際に自分の体で体験してみると良いかと思います。
"腹圧が高まっているか" は自分で確認する事ができます。
例えば、"椅子の背にもたれた状態"で脇腹(長い距離を走ると痛くなる辺り)を軽く指で押してみてください。筋肉が柔らかいと思います。
今度は、背もたれから背中を少し離して"1cmから2cm程度上に"伸びるようにしてみてください。※この時 "腰を反らないように" します。その状態で、もう一度脇腹を軽く指で押してみてください。先程とは違い筋肉にハリがあるかと思います。その状態が、腹圧が高まった状態(抗重力伸展)です。
なので、簡単にまとめますと "椅子の背もたれてだらっと座った格好から、背もたれから背中を離して 1cmから2cm程度上に伸びる ようにした格好" がその人にとっての良い姿勢です。
なので、人によっては股関節は90°になる人もいれば、ももの裏側の筋肉などの柔軟性によっては100°が良い姿勢の人もいれば、110°が良い姿勢になる人もいるかと思います。座る事は休憩の体制なので眠くなる効果もあり、記事通り健康被害もある為、本当に色々と良くないと言われています。
立ったり座ったりできるデスクとイスを用意すれば良い職場になると思うんですよねぇー。