【中西宏明】新しい時代に、新しいリーダーが求められている
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サントリー食品工業の元社長の橋本忠夫先生は「経営学はあるが社長学はない」と仰っています。MBAの科目は、経営戦略・人事組織・マーケティング・ファイナンス等ですが、これらはむしろCEO以外のCxO(CFOやCMO等)に任せられる領域です。
CEOはCxOの経験をジョブローテーション的に一通り積んでベテランになってからなるもの、という思想がベースにあると思うのですが、そういう時代でもないと思います。
実際に社長になってみて分かったのですが、社長に必要な人格や能力は教科書で学べないことが多くて、日々の経験や失敗を通して、会社の仲間や社長の先輩達から、少しずつ教わっています。
そういう意味で、無数のベンチャー企業が次世代リーダーの養成機関を担っていると思うのですが、学びが体系的にまとまり、社長学として誰もが学べるようになるといいなと思います。僕自身も、今の経験を通して、会社のMissionの「健康をあたりまえに」に加えて、起業や経営をよりカンタンにすることにも貢献したいです。
注目のコメント
時代により求められるものも変わり、会社の置かれたステージにもよる。よって共通の最適解はなく様々です。
しかし明らかなのはデジタル時代、スピーチライターの原稿を読み、経営企画がこさえたドラフトで指針を発信するタイプはウケない。助太刀が透けて見えてしまう。
不器用でもいいから内側から搾り出した生声を世に発信できること、そのリスクテークをできること、搾り出した生声により社員、社会の思考行動を動かせる人が支持されるように思います。実力以上の演じきる力、エンタメ。社長です。
令和の時代に社長に求められる条件かはわかりませんが、トップに求める周囲のイメージは時代の変遷とともに変化してきた気がします。昔はタフで、完璧で、威風堂々として自ら先頭に立っていく姿こそリーダーというイメージがあった気がします。今は、自然体で、どこか頼りなく、涙もするけど、やる時はやるみたいなイメージが期待されている気がします。それこそワンピースのルフィみたいな。すごく定性的ですけども。
と言うわけでミレニアル世代の社長としては、あまり過去の固定概念に囚われず、今と未来を見て、必要な社長像をアップデートしていければ良いのかなーとなんとなく思ったりします。