【3分図解】ファーウェイ問題の「核心」を理解する
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ファーウェイをめぐるアメリカの一連の政策を理解するには、まず、バイアスを排して事実関係を整理することが大切です。ファーウェイ緊急特集2回目となる本記事では、昨日までの出来事をアップデートして整理し、一連のアメリカの動きがファーウェイの今後にどう影響しうるのかを示唆しました。
今、ファーウェイについての知識はビジネスパーソン必須です。本記事を含めた緊急特集、是非、お読み下さい。
過去に池田編集長と一緒にやったシリーズはこちら。
【超入門】遂にアップルを超えた、ファーウェイとは何者か
https://newspicks.com/news/3339682
【解説】5Gの巨人ファーウェイが目論む「4つのつながる未来」
https://newspicks.com/news/3331676/
【秘話】10兆円の未公開企業。ファーウェイ帝国を一代で築いた男
https://newspicks.com/news/3331678/
2年前に、まだ世間がファーウェイってなんだ?と言っていた頃に書いた記事はこちら。謎の企業とか日本のメディアが書いていた頃なので、わずか2年で大きな変化(と移ろいやすい世論)を感じています。
https://newspicks.com/news/2299528/
他にもオリジナル記事がでています。ぜひ、検索機能を活用してみてください。記事種別でオリジナル記事と選択すれば、編集部オリジナル記事でけを抽出することもできます。私は、米中の戦いの構図を「軍事や安全保障を含む国力の戦い」(政治)、「米国式資本主義と中国式資本主義の戦い」(経済)、「『自由×統制』のあり方を巡る価値観の戦い」(社会)、「テクノロジー覇権の戦い」(技術)であると分析しています。貿易戦争としての米中の戦いは比較的短期のうちに収束する可能性もある一方、安全保障やテクノロジー覇権を巡る戦いと捉えた部分での長期化は避けられないでしょう。その一方ですでに民間レベルでの米中のつながりは深く、鎖国でもしない限り、分断することは困難な部分もあります。特に人と人とのつながりはトランプ大統領でも分断は不可能だと思います。
「核心」には2つ加えた方が、今後の分析が深まる。ひとつは、5 eyes。英が米と違う動きを見せているが、どうなるのか。5 eyesを越えて、西側に米の方針がどう広がるのか。その時の日本の役割は。
もう一つは、スティーブン・バノン氏。Huaweiを巡る動きは昔からあるが、とは言え、安保、経済、技術等複数の政府機関をまたがる複雑なイシュー。これをまとめるのに、バノン氏は大きな役割を果たした。同氏がトランプ政権から去ったいま、戦略はどう作られるのだろうか。
ちなみに、バノン氏は、父親や祖父がAT&Tのエンジニアということを、アイデンティティの一つにしている。