日経平均は小幅続落、米株安と円高で心理悪化 朝安後は買い戻しも
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日経平均株価は33円安となっています。
米中貿易協議への悲観的な見方から、米国株はNYダウが286ドル安と続落、為替も109円台後半の円高となったことを受け、今朝の東京市場も売り先行、21000円を割り込んで始まりました。
早々に229円安まで下げた後は、ジリジリと下げ幅を縮小する展開となりました。
トランプ大統領の「ファーウェイが通商合意に盛り込まれる可能性」示唆で幾らか協議進展への期待も戻り、後場は日銀のETF買い観測も広がって、21000円台で底堅く推移し、GLOBEXダウ先物100ドル高や中国株の反発もあり、結局、この日の高値で引けています。
週を通せば132円安で3週続落、ファーウェイ禁輸の余波警戒に加え、米中貿易戦争の長期化観測から世界景気の悪化懸念まで広がりました。
1-3月期GDPも輸入急減による上げ底2.1%成長で、増税凍結期待もやや後退したようです。
来週は月末週、日米中で経済統計が続きます。
欧州議会選とブレグジット迷走、中国の減速など海外は不確実性が高まっており、国内固有の好材料が出なければ、外部環境に降らされ易い状況が続きそうです。日経平均株価は続落、TOPIXは反発とまちまち。横ばい圏維持。ただ、外部環境に振り回される前提で考えれば、目先楽観視はできないというのが正直なところでしょう。来週以降も慎重に観察していきたいですね。一先ず今週もお疲れ様でした!