キャッシュレス決済に今対応すべき3つの理由
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とある個人居酒屋は、クレジットカード支払いにすると、なんと手数料分として5%が支払いに加算されます。
お店がカード会社から手数料分引かれてしまうのを、なんで客が払うのか?とやんわり聞いたら、
「クレジットカードを使う客のために、わざわざお金かかる決済機を置いてるんだから、その費用を客が負担するのは当然だろ」と暗に言われました。
「お店のサービスアップ」ではなく、どうやら「客のわがまま」ということみたいです。
あぁ〜、こういうことなんだな…と冷静になりました。キャッシュレス対応の理由としてお題目として唱えられるインバウンド対応ですが、現実の動きからすると話半分に聞いておいた方がよいです。現在乱立する日本のQRコード決済の中で海外旅行客が利用出来るものはほぼゼロです。
日本の各種Payと相乗りする形でWeChatPay等にも対応することで中国からの旅行客(人数割合も一番大きい)には恩恵があります。しかしこれらの中国系QRコード決済を利用しない欧米からの旅行客にはQRコード決済には何の利点もありません。これらに対応するには結局クレジットカード対応を充実させる必要があります。
あとマレーシアでもデビットカードのタッチ決済が普及しているのですね。マレーシアもタッチ決済はEMVのようです。日本のデビットカードにもEMVは搭載されつつありますが、日本ではEMVの代わりにiDやQUICPayといったガラパゴス規格が店頭のPOS端末に普及してしまったためにカードにEMVが搭載されていても使える場面が少ないという問題があります。政府が主導しているだけあって、
補助金含めて参入ハードルだいぶ下がっていたんですね。
中小企業経営者はこれらの制度・仕組みがあることをどの程度認知しているのでしょうか?認知度低いようならテコ入れ次第でキャッシュレス決済比率上げられる余地がありそうです。