知らないではすまされない、学校の空調における課題とは?
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「「学校保健安全法」第6条1項の規定に基づき定められた「学校環境衛生基準」によれば、教室内の二酸化炭素濃度を1,500ppm(0.15%)以下に保つことが求められており」
人の密集する学校環境においては文部科学省が学校環境衛生基準を定めており、二酸化炭素濃度は1500ppm以下の他に温度17-28度、相対湿度30%以上80%以下、照度は500 lx以上が望ましいなどとされています。
一般のオフィス等の空気環境は厚生労働省の建築物環境衛生管理基準 にてガイドラインが定められており 、温度17-28度、湿度40-70%、二酸化炭素濃度1000ppm以下とされています。
世界各国のガイドラインについては日本建築学会 環境工学委員会 空気環境運営委員会の「学校における温熱・空気環境に関する 現状の問題点と対策 -子供たちが健康で快適に学習できる環境づくりのために-」 という報告書にまとめられていますが、概ね日本と同等の基準を定めていると言って良いです。また、ドイツ連邦環境庁ではCO2濃度2000ppm以上は「許容できない(unacceptable)」というかなり強い言葉でこの値を超えないよう、ガイドラインを定めています。
ところが、測ってみると簡単に2000ppm超えます。
二酸化炭素については下記で詳しく取り上げられています。
コワーキングスペースで働くと生産力が上がる理由とは
https://newspicks.com/news/3290276電気がガスかの違いは主に経済性でしょう。
規模が小さく、使う部屋毎にオフオンをこまめにできるなら電気。
規模が大きく、原則として満遍なく使うならガス。
復旧が早いのは電気でしょうけどね。
ムーブアイってそんなに効くのかな。
家庭用ルームエアコンなら人の位置を検知して制御できますが、教室なら基本的に部屋を満遍なく空調するしかないと思うんですが。> 「学校保健安全法」第6条1項の規定に基づき定められた「学校環境衛生基準」によれば、教室内の二酸化炭素濃度を1,500ppm(0.15%)以下に保つことが求められており、
一番驚いたのはここ。法的拘束力はないとはいえ、まさか二酸化炭素濃度までガイドラインに記載されているとは…。
昔どこかで、
「米国では濡れた猫を乾かすために電子レンジを使った人がいて、それ以降説明書には「猫を乾かさないでください」と書いてある」
という嘘かホントか分からないような話を聞いたことがありましたが、ふとそれを思い出しました。
そのうち色んなものがコントロールできるようになると、
「適度な発汗を促すよう外気温は27度に保たれなければならない」とか、
「リラックス効果を促すため窓からの景色は3割が若緑(#A5CD89)になるよう努めること」とか、
なにげなく生きているこの社会が実は全部誰かの手によってルール化された産物で…というジョージオーウェル的世界が来るのではと思ったり思わなかったり。