僕らは「何をつくるか決めてから、手を動かすこと」にあまりに慣れ過ぎている
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手を動かして、できあがったものの価値。
子どもは、本当に何の迷いもなく手を動かし、ものをつくる。偶然できあがったものが、大人が想像もしないもので、驚かされることがよくある。
考えずにつくったものは、潜在意識が反映されている。考えてつくったものは、自分で意識できていることの範囲内にとどまる。
だから、とにかくつくってみる、やってみる。その結果について、なぜ?を考えると、自分の根源的な欲求を発見できたりするんです。日本のIT分野で遅れてしまった最大の原因が、この「何を作るか考えてから、手を動かすこと」。
完璧なものを作ろうとして時間かけた結果すでに時代遅れになる。
Appleなど進んでいる理由は、まずは出す。
出したものを次々とアップデートしていく。
しかもメーカーだけが手を動かすだけでなく、カスタマーにも手を動かさせる。
先ずは動く、ここだと思う。「まず手を動かす」。複雑な解がない時に私もやります。メンバーが仮作成したものを議論しながらブラッシュアップ。
最近総務省の審議会で議長さんが、有識者の多岐にわたる意見を引き出した上で「意見を踏まえ事務局に手を動かしてもらって試行錯誤してもらいましょう」とおっしゃるのが印象的。
幅広で複雑な議論がなされるべき時期と理解しています。