【ハーバードの東洋哲学】心を耕して決断力を高める──孟子と〈命〉
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もし仮に、どこかに『正解』や『正しさ』があるとするのであれば、ぶつかり合う事は仕方ないのかもしれませんが、倫理観や愛といった言葉には多面性があり、立場によって見え方が変わります。否定から始まる世界ではなく、他者肯定から始まる世の中になりますように。
注目のコメント
#孟子 は世界を転変するものととらえ、勤勉がかならず繁栄につながるとはかぎらないし、悪行がかならず罰せられるともかぎらない。どんなものにもなんの保証もない。世界には、当てにできるような包括的で安定した条理などない、と考えた。
世の中に期待し過ぎないことは重要です。#孟子①何事もやってみなけりゃわからない
②過去と他人は変えられない
③人それぞれ現在地も目的地も近道(正義)も異なる
④正しい人生は存在せず、悔いなき人生は存在する
以上よりもしも悔いなき人生を目指すならまずは悪者探しや正解探しをやめ(③)自分がどう変わればスムーズか(②)に着目することです。そうかといって先のことはわかりませんから(①)先入観に惑わされず、まずやってみて後味に学び(④)軌道修正していくことがその近道となります。この記事で表現されている孟子や墨子の理解そのものが、西洋的である印象です。
孟子は万物が変転するという思想ということですが、そのような理解そのものが、ギリシャ哲学の影響ではないでしょうか?
また、墨子の思想は、合理的なインセンティブで人間は行動し、それがつまり「天」への信仰である、という思想だと説明されています。しかし、そこにはアダム・スミスの世界観が投影されていないでしょうか?
日本について書かれた英語の文献を読む時に、感じてしまう違和感。アメリカ企業がイギリスでビジネスを展開するときに必ず受ける、英米はお互いに理解しあえているようでいて、理解しあえていないという感覚。
他者を理解しようとしつつも、結局は、自分自身のレンズで見てしまうという限界を、この記事から感じました。私たちの西洋への理解もまた、同じようなレンズを通したものになってしまうのだと思います。自戒を込めて。