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NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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しょうゆ、しょうゆ関連調味料を中心とする食品メーカー。ブランドに「いつでも新鮮シリーズ」、「うちのごはん」など。グループ傘下に日本デルモンテ、マンズワイン。早くから海外進出をしており、売上の半数以上が海外。北米を中心に欧州、アジアと世界展開済。海外進出は現地拠点を設置し、国ごとに適した新商品・レシピを開発し、販売を行うことが特徴。
業種
調味料類
時価総額
1.94 兆円
業績
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調味料国内大手。アミノ酸技術を核に食品事業、アミノサイエンス事業を展開。先端バイオ・ファイン技術力にも強みをもつ。食品事業中心に海外事業を拡大。アメリカのメディカルフード市場にも参入。
時価総額
2.96 兆円
業績
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マーケティングで最高の成功例の一つ、「インテル入ってる」戦略(ingredient branding、成分ブランディングという、中に入っている成分で商品の差別化を図る手法)ですが、今フード市場でもそれがうけています。例えばこの間IPOをしたビヨンドミート(肉を使わないミートを生産する会社)なども、ファストフードチェーンと組み、成分ブランディング戦略で拡張していっています。健康志向の普段ならバーガーチェーンに行かない層も、ビヨンドミートバーガーなら食べてもいいかもと思うでしょう。
自分たちで商品化して販路を広げるだけではなく、B2Bと組みリーチを広げる。同じように、キッコーマン醤油や味の素もB2Bに大いにチャンスがありそうだと感じます。
家で料理をする時間をとりづらい昨今、多くの食品メーカーにとって「時短」が重要なキーワードになっています。
さまざまな食品系のメーカーに話を聞きに行くと、今はインスタントラーメンのためにお湯を沸かすことすら億劫に感じる層もいるそうです。(よく考えると、私もちょっと面倒くさいと感じています)
その半面、健康志向も高まっていて、野菜を手軽に調理したいというニーズもあるのだとか。
そうした新しいニーズへの対応に奮闘している企業は、味の素やキッコーマンに限りません。今後、目まぐるしく変わっていく食生活の在り方を引き続き追っていきます。
キッコーマンのしょうゆは、最近ケニアでもスーパーでよく見るようになりました。レストランで肉料理に使うところも増えているみたいですね。
味の素の減損が、2016年に買収した南アプロマシドール社の主要市場であるナイジェリア由来だとしたならば、仕方がないとしかいいようないですね。2016年来ナイジェリアは原油の影響による低成長が続き、一時は外貨が手に入らない状態だった。
2016年
https://newspicks.com/news/1986120/
2017年
https://newspicks.com/news/2731954/
①味の素の純利益悪化要因は記事にあるように海外の減損が大きい。営業CFを見ると前年とほぼ変わらない1250億円前後。キッコーマンも営業CFは370億円前後で推移。5年ほどの推移を見ても両者とも安定的。
→食品なので自動車や設備のように景気の影響を強く受けるわけではなく安定的。なので、それをどう上手く投資やマーケティング投下してブランドを作り習慣化していくかが長期の経営の論点
②キッコーマンの利益を稼いでいるのは、海外しょうゆ(海外食料品製造・販売セグメント、デルモンテも含む)。売上では連結の2割ほどだが、営業利益では半分弱(連結消去前397億円中187億円)。連結消去前営業利益率が8.2%のなかで、海外食料品製造・販売は20%前後でずっと推移。
③国内について、足元ではなく5年単位では味の素の方が営業利益率は上。味の素は「日本食品」セグメントで、8~10%ほど、キッコーマンは「国内食料品製造・販売」セグメントで直近2年は約6%。ただ5年前は2%未満で改善してきているセグメント。
④マーケットシェア重視で大量の製品を導入する傾向は日本の食品や消費財企業には多い。一方で、それは広告費が分散して、費用対効果が悪いことが多い。記事にあるようにキッコーマンの「絞った」効果はそこだと思う。売上を減らしてでも利益額が上がるケースもあるので、利益率が低い場合は商品を絞ることは王道の戦略だが重要。
両社ともに、世界に日本の味を広めて欲しい。日本らしさをベースにしたローカライズで。
豆乳に思わぬライバルが現れるかもしれないし、冷凍食品を値下げしない戦略の成果は数年後に現れるかもしれない。
この2社は国内市場が縮小する前から海外展開に粘り強く取り組み成果が出ている、記事タイトルの通り食品会社では勝ち組です。国内事業は今もキャッシュカウかもしれないが、海外に投資するキャッシュは既に貯まっているし、海外での利益で海外投資できるように回すこともできると思います。
問題なのは、国内市場の縮小が待ったなしになってから、海外展開に取り組みはじめている他の食品会社です。国内事業にどっぷり浸かった企業の海外展開は、構造的に難しいので、より苦労が大きいと思います。
それらを押し切ることができてることが示されている記事。
文化の多様性確保の政策では、文化統合と文化共存と大きく二つありますが、
海外での戦略は味の素が前者で、キッコーマンが後者としてみれば
その示唆は他業界にも応用できるものかもしれません。
ちなみに、自分もキッコーマンの豆乳をトレーニング後に呑んでいますが
他の豆乳と比較しても大豆の味がしていながらも特有の臭みがなく、
飲みやすいです。
グローバルには、いずれも機会広がり、期待していきたいです。
キッコーマンは、50年前からの北米生産や、欧州・シンガポールでの生産、
、現地へ溶け込んでいかれている体制、
All Purpose Seasoningを地道に広げていらっしゃることが
今後もさらに成果になっていかれると思います。
味の素は、徹底されている国内とは違う新興国での行商営業スタイル
いっぽう、欧米では添加される調味として(MSG)認識への
コミュニケーションは続くとは思いますが。
一方、国内はより選択・集中が必要と見えます。
冷凍食品は消耗戦に入ってしまうと誰も勝てない。冷凍は
もっと、美味しさ・付加価値可能性があるはずと思うので
コールドチェーンの進化とともに注視していきたいです。