【起死回生ストーリー】危機から一転、V字成長につながったあの経営判断
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サイボウズがクラウド事業に舵を切った時、どんな想いで挑んだのか。
わたしは最近入社した者で、当時のこと含めサイボウズの経営変遷は、青野の著書などで一応は知っている程度。つまりはっきりいってしまうと、クラウド事業にシフトできた今のサイボウズしか知らない社員です。
だからこそ、この記事で当時をより知ることができ、熱い気持ちになりました。手前味噌のようなコメントで恐縮ですが…。
この取材に同席したのですが、当時のことを当時のメンバーである青野・山本・岡田で振り返っていましたが、3人とも淡々と語ってはいたもののやはり相当な覚悟だったことを言葉の端々から感じました。
注目のコメント
青野社長に初めてお会いしたのは15年くらい前だったと思います。その人柄と経営者としての器量に惹かれて定期的に取材をさせてもらっています。物腰が柔らかくて常に明るく、「ストレス、あるのかなぁ」と一見すると感じてしまう人柄。
ですが、その印象とは裏腹に、数々の修羅場をくぐり抜けてきました。今回取り上げたエピソードではありませんが、副社長から社長に急遽就任し、その直後に行った数々の決断は痛みを伴うものばかりで、それを断行していた青野さんは本当にすごかった。
今回、青野さんの決断の中でも、経営危機に陥っていた時、最もサイボウズの将来を左右した経営判断の経緯を記事化しました。どんなビジネスパーソンもぶちあたる「決断の時」。参考にしていただければ幸いです。すごい決断だと思います。社内体制の再構築など色々と大変だったと思いますが、この決断こそトップのやるべきこと。そして、2012年からのV字回復は素晴らしい。
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サービスを開始して2年後の2014年度には、クラウドを一気に伸ばすために、稼いだお金はすべて投資に回す「利益ゼロ計画」を打ち出しました。この時は慎重になって利益を残すよりも将来を見据えて一気にお金を使う時期だと判断したからです。