ライフネット生命 会長 岩瀬大輔のブログ
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保有契約30万件という数字は、残念ながら設立当初思い描いていた数字は大きく下回っていることでしょう。日本人口の90%が加入している生命保険市場において、この数字は同社がほぼ存在感を示せなかった証左だとすら言えます。
後だしだから言えることですが、結局のところ「保険料の安さ」だけでは決定的な購買要因にならなかったことが大きいと思います。まず安いことを顧客は認知しにくい状況に加え、数十年後の自分の遺族の生活を保障するという特殊な商品性もその優位性をかき消してしまっています。(ある程度の保険料を払っておいた方がなんだか安心という心理)
昨今はデータアナリティクスなど別の形でのディスラプションもよく話題になりますが、このあたりの「保険に対する消費者真理の本質」をとらえないとまた失敗に終わる可能性が高いと思います。