フィルムで栽培が変わる。AGCが農業生産者に支持される理由
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“農業用ハウスの被覆材として一般的に使われているのは、農業用塩化ビニルやポリオレフィンフィルム(POフィルム)。塩化ビニルは約1年、POフィルムは約5年で劣化するので、張り替えなければ良好な光環境を維持できなくなる。”
“長期的な視点で考えて張り替えの手間やコストがかからないエフクリーンを採用するのは当然の決断でした。例えば1ha規模のハウスの被覆資材を張り替えるには2カ月半ほどの施工期間が必要になります。その間は栽培もできませんから、張り替えによる経済的なロスは極めて大きい”
注目のコメント
フッ素樹脂は化学的な安定性が高く、他の樹脂と比べ優れてるとこが多い。まず耐薬品性に優れるので、ガラスと並んでやばい薬品の容器に使われてる。モノによるけど耐熱性もあって、200度とか300度の環境でも使える。機械的強度も樹脂にしてはそれなり。関係ないけど摩擦が少なく滑りが良いので高級カミソリ刃のコーティングとかにも使われてたはず。
耐環境性能が高いから長く使えるし、単に透過率の話かもだけど、たぶん強度があるから薄くして透過率を上げられる。フッ素樹脂自体が強ければ、そのうえにUVカット膜とかつけるときも有利。
耐薬品性とか、他にもっとすごい樹脂はあるけど、フッ素樹脂はそこまで高くない。ある程度リーズナブルで特性が優れてるから、とりあえず試作品とかつくるときは、迷わずフッ素樹脂。お世話になってます。面白いよね。
農業フィルムって農ビやポリオレンフィルムが長年大きなシェアを占めてきた材料と思うのね。使う幅が大きく面積も広いので何気に大きなロットの商売になる。ただ、高いと農家の皆さんが買えないので、材料としては安くて毎年の張替えを前提としている。この張替えはコストよりもむしろ手間がかかるのが悩ましかった。実家でブドウを作っており、毎年親がこの張替えをやってて、子どもの頃はそれを手伝ったりもしていたが、これが結構大変なのよねえ。
この手間がこのフィルムで無くなると楽なんだろうなあ。