この連載について
不動産業界にもサブスクリプション化の波が押し寄せている。住宅分野では、月額制の住み放題サービスが出てくる一方で、働く場所はシェアオフィスが急速に拡大している。こうした中で、誰しもが悩む「持ち家を買うべきか、賃貸に住み続けるべきか」を考える基準も大きく変わる。新時代における「持ち家vs賃貸」論争の「最強の結論」を探る。
ソフトバンクグループ株式会社(英文社名: SoftBank Group Corp.)は、携帯電話等の電気通信事業者やインターネット関連会社等を傘下に置く日本の持株会社。固定電話やインターネットに関わるインフラ事業やインターネット・カルチャー事業がある。 ウィキペディア
時価総額
21.2 兆円
業績

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一見B2Bビジネスに見えてますが、オフィス利用者がどのくらい使い続けたいと思ってくれるか、この場所が如何にビジネスの成長、成功に寄与するのかというマーケティング、ブランディングをやる必要があると思う。
WeWorkはそれが上手い。
最近の成功企業は皆Marketing is growth.の発想を大切にしている。
市場規模や戦い方も大事だが、みんながこのコワーキングスペースで働いて良かったと思わせる力を維持し続ける事も考えないとビジネスとして続かないでしょうね。
ベースフードは3階建ての一軒家をオフィスにしていますが、居心地が良いだけでなく、もともと住居利用用の物件でしたので、敷金がかなり安く済みました。お客さまや投資家から頂いているお金なので、節約できるにこしたことはありません。
1年2年で移転するベンチャー企業にとっては、賃料の6〜12ヶ月分はあり得ないですし、ベンチャー企業以外も流動的になっていて、厳しいと思います。
オフィス利用の敷金が賃料の1ヶ月分とかになると、今の賃貸オフィスのままでもいいんじゃないかと思います。住居利用の敷金礼金も競争により下がったので、近いうちにそうなりそうな気がします。
ユーザーとしても各国で見て、使ってますが、概念上は競合しないとありますがガチ競合です。ユーザーは普通に比べて決めてます。リージャスからWeworkに移った人は多いし、高めのWeworkから一気に増えたその他競合に移った人も多い。
Weworkが追い風というのは事実でしょう。スタートアップじゃなくてもシェアオフィス、コワーキング使ってもいいんだ、という雰囲気がWeworkにより情勢された感は強いと思います。
この事業の本質はアセットマネジメント事業であり、BSマネジメントが肝。リーマンショック直後に経費削減で一気に大企業顧客が逃げた当時のTKPの苦しみを良く覚えています。記事にもある景気下落リスクに対しTKPはBSの右側(物件オーナーとのリーシング条件)にも十分に手を打っていると推察します。
上場企業となった現在、記事にもある空間利用に伴うサービス収益も確立され、収益性にも配慮した成長戦略はWeWorkのように大きな赤字を掘りながらのスケーリングと比べると、安定感が高いと感じます。これから益々空間が余るのは間違いなく、オペレーターとしてのTKPの事業機会は益々拡大しており、今後の成長が楽しみです。
・会議に伴う料飲やオプションが売上の3割を占める(ここは利益が出そう)
・記事によると稼働率は平均35%、40%とのこと。(どれくらいが会議室としての損益分岐点稼働率なのかは分からないし、あとは会議と会議の間でフルにはならないだろうが)
・FCFは投資を重ねているのでマイナス。営業CFで年25億円ほど稼げて、有利子負債は今約360億円。ただ拡大をやめてもメンテナンス投資は必要だろうし、そういう意味では営業CF水準をもっと上げたいところだろう
WeWorkのメンバーになって参与観察を続けている立場からすると、WeWorkとリージャスはまったく別物。同じセルフサービス型のコーヒーチェーンでも、先行していたドトールに対して、Starbucksはまったく別の価値観で参入したことと重なる。リージャスは(新宿南口の一拠点を観察しただけだが)典型的な場所貸しビジネスで、不動産の利用効率を徹底して上げることを前提にしていた(ゆえにユーザは場所を共有するのだから多少の不便は我慢する)。対するWeWorkは、不動産を活用してはいるが、打ち出しているのはコミュニティ・ビジネス。場所の使用感、居心地を磨き、トラフィック管理をしっかりおこない、その上で社員がコミュニティ醸成をミッションとする。その結果、社内に閉じこもっていたり、カフェでノマドワークをしていては絶対に生まれない社会的関係性に開かれていく。
シェアという概念と士業の守秘義務がイメージの中でバッティングしてしまうのかなと思いますが、最近は顧客情報をほぼデータ化してるので実際はシェアオフィスでも特に問題ありません。
ただ、大手にいくときらびやかなビルに広い会議室が用意されているので、これが間接費として顧問料に乗ってるとわかりつつも納得感があるわけです。
コワーキングスペースを活用するフリーランスの士業も増えてきたので、大手向けとベンチャー向けでうまいこと見せ方とブランディングを変えられないものか考え中です。
このインタビューでは、資本業務提携をしている大塚家具についても触れられています。
「去年、もし僕が(株を)買っていたら、大塚家具の店舗を大幅に縮小するつもりでした。ばーんとね。
縮小して空いたスペースを、全部貸し会議室にしようと。それがうまくいかなかったわけなんですけれども…」
会議室からレンタルオフィス、こワーキングへとオフィスの上流に昇っている。まさに鯉の滝登り!鯉は天に昇って龍になる。世界に羽ばたいてほしい。