ソフトバンク、ヤフーを6月にも子会社化へ、株式取得額は4565億円
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ソフトバンクグループとしては、ビジョンファンドの投資益があり華々しい決算ですが、国内事業のソフトバンクは伸びしろも薄く、株価が芳しくないのが現状。そこにきてPaypay事業の巨額の赤字ですから、どうなるのかなと思っていたらヤフーの連結化ですか。
元気がないとは言えヤフーは2018年度通期で1400億以上の営業利益をたたき出す優良企業ですから、ソフトバンクグループから外して、ソフトバンクに連結化する事で、数字は良く見えるでしょう。
今までは、ソフトバンクとヤフーはグループの子会社だったので、兄弟会社という立ち位置でしたが、連結となることで名実ともに、ソフトバンクの子会社となりますね。より強いガバナンスが効いていくのでしょうね。
#https://newspicks.com/news/3876918 から転載します。7年前の体制変更以前のように、再びヤフーをグループ内でのキャッシュカウと位置づけるという意思決定がなされたのではないかと外部には映ってしまいますが、実際のところはどうなんでしょうね。
それにしても、親子上場も越えて、もはや祖父孫上場の域ですね。
ソフトバンクという社名は、実はソフトのバンクではなく、グループの長である祖父と、銀行代わりに祖父にキャッシュを提供するグループ企業群からなる「祖父とバンク」の意だったのではないかという、アホな語呂合わせを思いついてしまいました。あくまでソフトバンクのグループ内での株式移動および資金移動。
下記の説明会資料P46や会社リリースが分かりやすい。
【現在】ソフトバンクG36%、ソフトバンク12%の保有。
↓Step 1)ヤフーがソフトバンクに第三者割当
↓Step 2)ソフトバンク→ヤフーで約4500億円の資金移動
↓Step 3)ヤフーへの入金+自己資金の計5300億円で、ソフトバンクGからヤフーが自社株買い
【結果】
a)ソフトバンク44.6%、ソフトバンクG0%のヤフー保有分
b)ソフトバンク-4500億円、ヤフー-800億円、ソフトバンクG+5300億円の資金移動
c)ヤフーからみたソフトバンクG全体からの合計持ち分は48.14%→44.64%に下落(会社リリースP3から計算。ソフトバンクも上場して外部株主がいるので、ソフトバンクGから見た合計持ち分比率は、現在の約44%から約30%にまで下落)
なお、それでも結局ソフトバンクGの決算に、営業利益ラインでヤフーの業績も含まれるはず。
今はソフトバンクGの連結にヤフーが直接入っている。今後はソフトバンクが連結子会社としてあり、ソフトバンクGの連結決算にソフトバンクの連結決算が含まれ、そこにヤフーも含まれているので結局は含まれる。ただ持分下がるので、純利益以下での非支配持分での控除が大きくなる。
説明会資料:http://bit.ly/2JqWtt8
会社リリース:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120190508417357.pdf
昨年からAltaba(旧米Yahoo)保有分をソフトバンクGやヤフーで買ったりしていたところからの流れだろう。
https://newspicks.com/news/3306559
<追記>もう少し考えてみた。まずソフトバンクは配当利回り狙いでの投資家が多いが、ヤフー取り込みで継続的にはその原資は増える(年間1000億円弱の正味FCF)。資金面ではソフトバンクは配当原資(短期ではキャッシュアウトだけど)、ソフトバンクGはキャッシュインで投資原資をさらに得ることが目的だろうか。あとは事業展開地域で、国内・海外と完全に分かれたので、それの整理。<追記終>