【予言】100万種が絶滅危機。国連「衝撃リポート」の核心
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注目のコメント
基本的に生物的多様性が減る方向は絶滅の方向。
・過去100年間で生物の数が20%減。
・人類は『自然のために自然を救う』という観点から、生物的多様性を捉えていたが、実際には南北アメリカ大陸で自然界が毎年約24兆ドル相当の利益を人類にもたらしていると推定されている。
「人類の行動によって、史上類を見ないほど多くの種が世界各地で絶滅の危機に瀕している。およそ100万種がすでに絶滅しかかっており、われわれがなんらかの行動を起こさない限り、それは数十年のうちに現実のものとなるだろう」気候変動、生物多様性の衰退が人間生活の脅威となることに踏み込んだ調査報告書であること、米国を含む132ヶ国が承認したことは重みをもちます。
一人ひとりにできること
①知る
・この記事
・最近観たおすすめは、ディカプリオとNational Geographicによる「Before the Flood」。とても分かりやすく、映像なので心に響きました
https://www.netflix.com/jp/title/80141928?preventIntent=true
・報告書サマリ(週末にでも…)
https://www.ipbes.net/news/ipbes-global-assessment-summary-policymakers-pdf
②行動する
・地球規模の事象について、自分一人が取り組んだところで何も変わらない…というモヤモヤした気持ちを持つ人も多いかと思います
・他方、"Doing well by doing good"(世の中にとって良い事をすること自体が、自分の幸せの一部となる)という価値観を持つことも可能
・そして、知る人、行動する人の数が増えることの着実な積み上げ効果は大きいです(あるコミュニティが行動を変えるためには、その25%が行動を変える必要があると言われています)
気負わず行動出来ることは、例えば
・不要なモノ/電力消費をしない
・私はGWで飛行機に車にと、温室効果ガスを沢山排出してしまったので、個人でカーボンオフセット(自分が排出した温室効果ガスを吸収するのに十分なだけの、熱帯雨林保護などの環境保護活動に、寄付をする)最初このニュースの意味が分からなかったので農学部で
生物多様性も勉強する友達に聞きました。
今回の報告書は「Intergovernmental Panel(政府間パネル)」という国際的な枠組みで専門家がそれぞれのデータを突き合わせて
最も信頼のおける形で世界の在り方を示すという取り組みです。
”、20世紀半ば以降の地上気温の上昇に人為起源強制力がかなり寄与していた可能性が高い
”と導き出したIPCCが有名ですが、
今回も同様に生物多様性に特化したIPBESが出したレポートで
最も科学的根拠を有する組織が
100万種、すなわち全世界の生物の八分の一が地上から消える、
本当のエンドゲームが起きると予測したわけです。
現在、地球温暖化への人間の影響として、地球温暖化による人類の危機も明らかになり、
石油等への投資を辞める”divestment”が世界中で起き、
ESGが日本でも浸透するようになりましたが、
今回のレポートを踏まえて
生物多様性がもたらしてくれる利益全般を”生態系サービス”と呼ぶそうですが
それらを正当に評価し、侵さない企業活動に大型の投資が集まる動きが
起きる可能性は高そうです。
そして完全に雑感ですが、
まだアフリカもブラジルも行けてない身としても、
動物園にしか動物がいなくなる世界は流石に寂しいと感じます。