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いまなぜ土が「アツい」のか 土壌学者が語る「土・貧困・未来」の深い関係

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  • この「土」シリーズ記事、面白いですね。
    すごく勉強になります。


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  • ㈱うちの子も夢中です 代表取締役

    刺激されたので久々に農家っぽい真面目なお話しを。
    日本の農地でもあるんです。黒でも、赤でも、黄でもない白い土で栽培しているところが(笑) 雲南真砂土という特殊土壌で栽培しているのが島根県奥出雲町の国営開発農地。要は中国山地に広がる花崗岩が風化した土です。
    肥料を土に止める保肥力、水を止める保水力が皆無な土地で肥料をどれだけあげてもじゃんじゃか地面の下に流してしまいます。しかしこの土は唯一と言って良い特徴があります。
    無駄に肥料を蓄積しない土なので植物が体内に硝酸態窒素を貯めるほど塩基類の集積ができません。結果非常に小さい硝酸態窒素で生産を行うことができ、それは食味の向上(一般的に硝酸態窒素が多いと苦味、雑味を感じます)で最新の食感食味分析でもデータがとれます(弊社分析値より)。データを元に営業を行うことでこだわりのお店での扱いを増やせます。逆に肥料をバンバカやって大きくし加工品に出すみたいな商売に向く土地ではありません。

    また不耕起とかは経営を考えたらリスクが高すぎるので、技術的には緑肥作物である麦や牧草の活用が有機界隈では人気です。野菜に悪さをする線虫類の密度抑制効果もあり、農薬や化学肥料に頼らない農業としては是非導入して欲しい必須技術じゃないかと思います。
    このように栽培技術、科学技術、販売戦略を土にあわせて選択していけば、マーケットと戦いかたの多様性が産まれます。

    最後にこの手の記事に良く出てくる「農地が無くなる」的な話しに希望を1つ。弊社農産品もですが奥出雲町は日本農業遺産に認定されています。この農業遺産はたたら製鉄による破壊→和牛の放牧と牧草で地力回復→蕎麦の作付けで雑草管理→棚田景観の形成という工業による自然破壊(山がなくなり、下流部に斐川平野を作り出すレベル)と棚田にすることで多様な生物が棲息できるようになった再生のサイクルが世界的に見ても稀なケースで認定されています。
    弊社は白い土で栽培していますが、最近は黒っぽくなってきています。というのも上記の奥出雲町に平安時代から続く和牛の放牧を野菜の土作りに活用している唯一の事業所であり、年々土の状態が向上し野菜の品質が上がっています。

    土は生物が作り出したものですが、生物を利用することで人為的に作り出せます。温故知新。まだまだ日本の地方文化の中に知らないだけでヒントはたくさんありますよ。


  • 朝日新聞社 メディアデザインセンター 部長

    著書『土 地球最後のナゾ』(光文社新書)が地味に売れ続けている土壌学者の藤井一至さん。このインタビューを読めば、なぜいま土の話が必須なのかがわかります。


  • 朝日新聞 記者(在シンガポール)

    拙稿です。
    土の話は奥が深いのですが、
    藤井さんの語り口は軽妙で分かりやすく、引き込まれます。

    土は直接食卓に上らないので、ふだん意識することは少ない、というのは本当にその通りだなと思いました。


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