米通商代表、対中関税10日に引き上げ方針

コメント

注目のコメント

• 辛坊 正記

  (株)ＴＯＡＳＵ特別研究員（経済評論家・コンサルタント）

  ・2019年05月07日

  関税の脅しの下では交渉しないと強気の姿勢をかつては見せていた中国の代表団が、合意しなければそのまま自動的に関税を引き上げるという究極の脅しの中で交渉に臨む構図が本当に出来上がるということか・・・　中国の対米輸出は米国の対中輸出の約４倍。なんだかんだ言っても関税合戦の影響は中国の側に強く出る。妥結は近いという話が米国筋から何度も出ていたことですし、ひとつ間違えばメンツを失いかねない構図の中で中国が予定通り米国に出かけて交渉するなら、何らかの目算があるのだろうと感じはするものの、韓国がお膳立てして中国が期待を寄せ、合意は確実と見られた米朝首脳会談をあっさり袖にしたトランプ政権。似た構図が起きれば相場は荒れそうです。
  今回の関税引き上げ対象には、中国を経て米国に入る日本製の部品も多く含まれます。中国は今や米国と並ぶ我が国の最大の輸出先。米中摩擦がこじれて中国がくしゃみをしたら日本が風邪を引く、といった構図が必ずしも荒唐無稽でないだけに、成り行きが気になります　(・。・;
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2019年05月07日

  市場はまだ脅しと見ている向きもありますので、これが実際に実施されたらまた株下げますね。
• Kato Jun

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2019年05月07日

  元々8日から米中交渉が予定されている。トランプ大統領のTweetを受けて、劉鶴副首相が訪米しない可能性も報道されていたが、今のところは木・金に滞在する方向の模様。
  そのうえで10日（金）から引き上げ方針というのは、この通商交渉で合意が出来なければそのまま引き上げるという脅し。
  https://cnb.cx/2J3AMQj