【実録】タピオカ戦争。元ライブドア幹部を本気にさせた23歳

2019/5/10
街で行列を見かけるたびに、またタピオカかと驚かされる。
今、10〜20代の若者たちを中心に爆発的な人気となっているタピオカ。2018年には、「タピる」という言葉が10代女子で流行語となり、女子高校生へのアンケートで新元号の予想に「タピオカ」がランクインしたことが一部で話題となった。
インスタグラム上では、映える対象としてタピオカであふれかえり、街角での反響は「タピオカ戦争」ともいえるひしめき具合だ。
NewsPicksでは、今年4月に新たなコンセプトのタピオカ屋「Tapista(タピスタ)」を仕掛けた2人のキーマンを取材した。元ライブドア幹部で連続起業家の中野正幾氏と、プロデューサーを務める現役女子大生の辻愛沙子さん(エードット所属)だ。
「Z世代とベテラン起業家」の新コンビにタピオカ戦争の戦い方を聞いた。
中野正幾(なかの まさき)1978年生まれ。東京大学卒業後、大手保険会社、ライブドアのグループ会社社長などを経て、現在は株式会社ダーウィンホールディングス代表取締役社長
辻愛沙子(つじ あさこ)1995年生まれ。(株)カラス/エードット所属。若い女性向けの企画や事業を中心に、Tapistaプロデューサー、オンラインメディア代表など、多岐にわたって活躍

「タピオカ物件バブル」勃発中

──なぜ、こんなにタピオカがバズっているのでしょうか?
中野 理由は大きく2つあると思っています。