「情熱を探そう」というアドバイスはもうやめよう
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注目のコメント
良い内容だしバズってるけど、何歳くらいのどんな人に送るアドバイスかによって評価は変わると感じました。学生たちや新卒、今大企業で働いててスタートアップに挑戦しようとする人たちに、送る言葉としては凄く良い内容だと思いました。
ただ起業家になろうという人は参考にしないほうが良いと思います。下記の内容も緩すぎる。フリーランスや零細企業とかではなく、スタートアップの起業家は猛スピードでの成長を求められるので、覚悟なく始めると絶対に後悔する。
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そして何か好奇心が持てるものを見つけたら、最初から自分のすべてを賭けて取り組むのではなく、最初は今の日銭を稼ぐ職業を持ちながらサイドプロジェクトとしてやってみることをお勧めします。起業家に関する研究でこのようなものがあります。日銭を稼ぐ仕事をつづけながら、ステージがある程度越えたらフルコミットするようなステージプロセスを経た起業家のほうが、33.3% も失敗しづらくなるという結果も出ています。
人々は起業家が背水の陣で事業機会に飛び込むような物語を好みますが(投資家もそれを望むでしょうが)、実はリスクマネジメントをしている起業家のほうが成功していることは、Adam Grant の『Originals』でも語られる通りです。
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映画も始まったので、起業家を目指すということがどんなことかは「キングダム」を読んで欲しい。天下の大将軍を目指すということの意味が分かると思います。信と同じくらいの覚悟は必要。起業家は本当に大変だから、本当に人生を掛けても良いと思える強い想いが持てた時が挑戦する時だと思います。
緩い気持ちで戦場に出るとバケモノ揃いな現実の前に心が折れて立ち直れなくなる人は多いと思う。
一方、先ずスタートアップに、インターンや社員として入って戦場を知るということも大切だと思います。その中で見えてくることも多いので!昔から思っていた事を論理的に検証してもらいスッキリした。
ただしジョブズのスタンフォードスピーチに関してのみは、確かに「探し続けろ」と乱暴に引用されるのだが、ちゃんと全部聴くと「あなたが今やってる事は全てconnect dotsする(点が結び線になる)から無駄にならない」、とむしろ概ねこの検証結果と同じ事を言っていると思います。よく学生さんから「やりたいことが見つかりません」と相談された場合、いつも「"見つかる"という言葉は不適切だから使わないほうがいい。そういうのは"決める"という動詞が正しい」とアドバイスしています。
夢や情熱、やりたいことというのを「見つける」だとか「探す」と表現すると、いつか自然にそれが見つかるように誤解してしまいます。
そうではなく、夢ややりたいことというのは、自分がそれまで集めた判断材料を、自分なりに育んだ判断基準で「決める」しかないのです。
だからこそ、ピボットもできるし、コンフォートゾーンから抜け出して努力し続けるし、いつの日か判断材料になった出来事を「原体験」などと表現し始めるのです。