オンライン診療 疾患限定、普及進まず 導入1%:イザ!
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遠隔医療、オンライン診療は、より多くの患者さんを相手にすることを可能とし、Skype英会話のような感覚で、自国のみならず他国の医師へのコンサルテーションまで24時間どこにいても可能とするかもしれません。医療へのアクセス、風通しという意味では、素晴らしい選択肢となりえます。
しかし一方で、医療ではアクセス、コスト、質の3つ全てを向上できないとするオレゴンルールを参考にすれば、オンライン診療によってアクセスとコストを向上することで、安価な医師の仕事が増え、医療の質が落ちることにつながるでしょう。これについては、国民に共通認識ができているでしょうか?
例えば、身体診察の時間がなくなり、医師からそれを軽視されることで、状態の「変化」に気がつくための情報量は半減します。また、聴診器をあてる、握手をする、辛い局面で肩に手を当てるといった、信頼関係の構築に少なからず寄与する身体的なコミュニケーションを欠くということも大きなことなのかもしれません。
先日米国では、遠隔医療を用いて病気の告知が行われ、訴訟になったケースがありました。人々の心の中で、繊細な話はもちろん対面で、という「常識」もあるのかもしれません。
新たな試みは、臨床試験とセットで行われ、評価と反省が必要なのだろうと思います。また、オンライン診療の導入で、国として何を目指すのか、その方向性を示すことができなければ、医師も患者も疑心暗鬼な状況が続いてしまうかもしれません。そういう意味で、普及はまだまだこれから、というのが現実ではないでしょうか。医療リテラシーの観点からすれば、対面での診療とオンラインでの診療を上手く組み合わせられることが今後、患者さん側には求められるのだと思います
でも結構コレって、ハードル高くないですか?
そもそも患者さん側には、自分がオンラインでの診療に向いた状態なのかどうか、自ら識別する術がありません
5Gが実用化されたら…
と期待をかける方もいますが、5Gが実用化されるとどう自分にメリットがあるのかが示される必要性がありますよね。。