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中国企業は技術を奪って国にも守られているから成長できるのだ。という話をよく聞きます。

完全に否定することは出来ないですしする気も無いですが、イノベーションを早いスピードで起こしている事は事実です。

では日本の現状で技術を奪い、国に守られたらイノベーションが起こせるのでしょうか?

日本も高度成長期に航空機事業、コンピュータ事業など力を入れ、また海外の技術を真似ながらイノベーションを起こしてきました。ただ、その裏にはがむしゃらに仕事に打ち込んだ人々、世の中を変えてやろうと考えた人々が居たからだと私は思います。

現在、このパッションを企業、団体の中で持つ事が非常に難しくなっています。

もう一度成長戦略を取るためには、技術を真似たり、国が支えたりする前に現場がイキイキとし、世の中を変えるためにどうすれば良いかを考えられる様になる必要があると考えています。
中国企業の急激な変貌はやはり注目すべき。
技術は盗んだ云々、技術をいかに商品化し、その商品を市場で多く販売していくか、これも一つの技術ではないか。
商品化、市場での額発的な販売拡大、中国企業なら非常に得意である。
政府の潤沢な資金供給、大規模設備投資による大量生産、そして外国企業買収での知財・ブランドの獲得...。日本のパネルメーカーが市場から弾き飛ばされるのもうなづけます。こんな真似はなかなかできない。ただ、パネルで韓国勢に追いついたとしても、その先には生産過剰による価格下落が待ち構えていることでしょう。歴史は繰り返す。とはいえ、持ち前の変わり身の早さで、それをまた乗り越えていくのでしょうか。