「私にとって分からないのは、なぜ皆が同じことをするのかということだ」川久保玲
コメント
選択しているユーザー
川久保玲って感じの言葉で好きですが、何十億の人がいるとこで人と違うことをするってなかなか単純ではない。
大衆というのは基本的に個性を持たないものだけど、結構面白いこともあります。自分は人と同じ格好って嫌だと言っていた人のメイクや服と、個性とか興味ないと言ってこぞってみんなで同じ格好をしていた私たちギャルの装いと、歴史的に、或いは国際的に、今結果的に見るとどちらが個性的だったか。顔を真っ黒に塗って白のアイシャドウに黒マジックで目を描いていたのは、人と違うことをしようなんて全く思っていなくて、みんなが同じで楽しいよねってやってたことだけど、今その頃の渋谷の写真は外国の人や当時を知らない若い子には奇抜にうつっている、面白い人たちと思われてたりもします。
みんな同じでダサいとか、一番つまらない人たちと思われていたし、実際私たちはみんながやってるからという以外に特に理由もなくあれに固執してただけだから何もすごくないけど、そんなことも結構あります。
注目のコメント
なぜ皆が、特に若い人が、人と同じことをしたりするのが分からない。とのこと。それは刹那的な安心感だと思います。
実は、皆んなと違うことが、その人の個性であり、価値であると思います。言葉をストレートに受け取ってマジレスしている方が多いが、そういう話ではないのである。どうしようもなく論点がずれている。
この退屈な世の中はどうやったら変えられるんだろうねというのが言葉の裏にある問いだ。そしてその解をずっと探りながら逆風の中を歩んできた川久保玲さんの言葉だからこそ重みがあるし、人に影響も与えうる。