スリランカ 同時爆発は自爆テロ 日本人も巻き込まれたか
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スリランカでは唐突な事件です。スリランカは10年ほど前までは、爆破事件や民間人への襲撃が絶えませんでした。タミル人の分離独立を唱えていたタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)と政府軍の内戦によるものでした。政府軍が凄惨な掃討戦の末にLTTEは壊滅し、爆弾事件は無くなり、観光産業なども活性化しました。
ヒンドゥー教徒が多数を占めるLTTEは、仏教寺院を攻撃したことはあります。しかし、LTTEは壊滅しており、今回の事件の標的は、LTTEのしてきたこととは違うように見えます。復活祭の礼拝中の教会、外国人が多く集まるホテル、というのは、パキスタンやインドネシアで起きてきた、アル=カーイダやイスラーム国構成員を名乗る犯行と似ています。自爆攻撃が含まれていたとも報じられています。
(追記)スリランカ政府は、フェイスブックなどのSNSやワッツ・アップに接続できないようにしました。「フェイクニュースが広められるのを防ぐため」とのことです。犯行グループが、これをきっかけに宗教間、あるいは民族間の対立を煽ろうとしているというのは、十分に考えられることです。スリランカ出身のアミラです。
現在165人の死亡が確認取れているようです。
SNSでは300人以上死亡と言われています。
お正月明けで明日から学校が開始日でしたが、22日、23日休校になり、政府機関含め、他のサービス機関を明後日までお休みの報道がありました。
爆発が街では外出禁止令を出ています。
テロとも言われていますが、まだ捜査中です。
本日よりスリランカにいらっしゃる方十分気をつけてください信じられない事件です。
同時に7ヶ所でテロを起こしたとなれば相当の力のある組織の犯行と思われますが、2009年の内戦終結後内戦を主導したLTTEは解体し、ここまでの力を持った組織はすぐには思いつきません。
ただスリランカは最近ラジャパクサ元大統領を巡る政争に関連して多数派を占める仏教過激派によるマイノリティのムスリム、ヒンドゥおよびロヒンギャへの弾圧が多発し、対するムスリム側の反撃テロが頻発していました。
こうした背景から一部ではイスラム過激派の犯行との憶測もありますが、仏教徒を狙うならともかく、同じマイノリティのキリスト教徒を、しかもまもなくラマダーンになるというタイミングで狙う理由がわかりません。
ともあれ犠牲者の方のご冥福をお祈りするとともに、この事件が更なる宗教抗争のきっかけとならないよう祈りたいと思います。