「アフリカのAmazon」JumiaがNY市場にIPO、オンライン小売が好調
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JUMIAは10日前の4月12日にすでに上場しました。この記事は上場前に書かれた英語記事の日本語訳で、時差10日くらいです。
記事の最初にあるおもちゃのような、現地でみつかりづらいものを買うという購買行動はまれです。ナイジェリアやコートジボワールでは特に、現地でも売っている家電や携帯がより安く売られてるからJUMIAで買うという価格理由がメインで、安売り家電店のごとく、JUMIAなら同じものを安く買えるということを訴求点にしてユーザーを増やしています。
また、JUMIAが評価額10億のユニコーンとなったのは、ペルノ・リカールのラウンドではなく、2016年のAXA、ゴールドマン・サックスなどが投資したラウンドだったかと思います。
JUMIAの決済ゲートウエイであるJUMIAPAYは、上場申請書で「2018年第4四半期で50数%が使った」と限定的な期間において約半数と書かれていましたが、実際のところはそれほど普及していないと思います。コートジボワールなら現金かモバイルマネーの着払い、ナイジェリアなら現金か銀行カードを使った着払いが主流です。ケニアではモバイルマネーの先払いも普及しています。
JUMIAがアフリカにおけるeコマースで頭ひとつ抜きん出ているのはそのとおりですね。アクティブユーザーはアフリカ11カ国で400万人とかなり少数ですが、使ったことがある人はその何倍もいます。
ただ、いまの数ならまだ後発がひっくり返せる状況だと思いますし、同じオンライン購買でも、JUMIA型のeコマースよりも、クラシファイドなどの方が人々は好んでいるようにも思います。今回の上場そのものについては、筆頭株主のMTNやVCロケットインターネットの売却目的と憶測されていますが、今後の事業の展開が期待されます。
JUMIAの上場に関する当社記事:
アフリカのユニコーン、eコマースJUMIAの上場
https://abp.co.jp/perspectives/column/ejumia.html>住所がはっきりしないという、アフリカの多くの都市でみられる問題
対応することは難しいと思うが、倉庫や集配場所をリースしてネットワークを構築するなど、確実なサービスを提供できているとのこと。Jumiaすごい。