AI時代に伸びる人、淘汰される人森岡毅インタビュー[4]
ダイヤモンド・オンライン
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森岡 毅さん 名前だけは知っていたが絵に描いたようなP&G人材だったのね。とても勉強になる記事。面白い。「AIがいいのは、人間の先入観を無視してくるところですよ。先入観による揺らぎがない。あるデータの傾向を見て、「お?」というデータを提示してくれます。特異点と言うんですけど、統計的に変な数字が出るときがあって、それを見たときに人間は気がつかない。なぜなら今までのバイアスがかかってデータを見てしまうからです。AIは変な数字があったら、そのまま理解する。ノンバイアスで世の中の異変みたいなものを人間に認識させてくれるところが、すごくAIは優秀です。そこから導き出される仮説も、ノンバイアスでやっぱり出してくれる。だから、「ああ、そういう仮説の提示のしかたもあるのか」となる。でも、結局その仮説が斬新だと思って採用するのは人間なんですよ。」は、この人は人工知能や機械学習の使い方をわかっているんだなあって思う。たまに、ものづくりの延長戦で、人工知能の答えに「理由」や「原因」分析をしつこくいう人がいるけど、そういうことを無視して特異点だけを計算しているんだってこと。これが今の日本人にはなかなかわかっていない人が多いので重要なポイントと思うんだな。