変わる竹芝エリア。東京湾を巡りながら新時代の東京を考える
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以前、東京湾岸/タワーマンション林立地域に短期間住んだことがあります。そのとき、神社仏閣の役割を思うに至りました。
都心から近しく不動産価格が手頃な湾岸地域のベッドタウン化は、東京都と都民の効率性向上のために重要です。
そして湾岸地域のベッドタウン化を推進する上で一つマニアックなポイントを指摘しますと、現在、開発の歴史の浅い港区・江東区の湾岸部では近所に神社仏閣(+ 教会)がない(ほとんどない)点です。
神社仏閣教会施設がないということは、小さな子供が神社仏閣教会などが催す一年を通じた季節の伝統行事と、生涯を通じた冠婚葬祭のイベントに触れる機会が減少することをもたらします。これは情操教育を重視するファミリー層にとっては意外に大きな問題です。そして、金持ちほど情操教育を重視します。
ちなみに、都心の高級住宅街には、必ず歴史的な神社仏閣(+教会は場所による)が徒歩圏にあります。
自治体とデベロッパーの都市開発に神社仏閣教会などの施設の誘致(分祀など)が加われば、メリットは大きいです。役人主導のセンスのない箱モノ建設より低コストにて、かつ街の成熟度を格段に引き上げることを実現できるためですこの向かい側でぼくらがポップ・テック集積拠点CiPをオープンさせます。竹芝地区として連携し、先端技術をまるごと実装した特区にしたい。東京は海のある首都。最大限、海を活用したい。羽田から都心への結節点(浜松町)でもあり、国際色も高めたい。羽田ー竹芝間をドローンで結ぶ「海の手線」も作りたい。来年に向け、動きます。