【橘玲が直言】尖ったスキルか、オール4か。目指すべき「道」
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好評のこの短期連載。今回は「どんな人材になれば競争力を持てるか」「20〜30代にキャリアをどう進めればいいのか」について、ベストセラー作家の橘玲先生が、NewsPicks読者からの4つの質問に単刀直入に答えます。
これまでの4回もすごく好評でした。まだチェックされていない方は、下にリンクを貼りましたので、合わせてご覧ください。この第5回で1度ひと区切りとして、企画をアップデートして、カムバックしたいと思います。
■第1回:学校では学べない、仕事選びで失敗しない「攻略法」
https://newspicks.com/news/3780599
■第2回:「新卒グーグル」も勝ち組じゃない、企業と未来の選び方
https://newspicks.com/news/3801902
■第3回:新卒・転職・チーム作りの「鉄則」
https://newspicks.com/news/3802083
■第4回:新卒の会社を辞めました。私は大丈夫ですか?
https://newspicks.com/news/3820417「ほとんどのひとにとって、「よりよい商品やサービスを安価に消費者に提供する」「会社に利益をもたらして雇用を創出する」「税金や社会保険料を納める」以上の社会貢献はできません。」
→この一点だけでも、大人たちは、若者に繰り返し言い聞かせてあげるべきだろう。この職場でないどこかで「良いこと」したい、みたいな甘さへの、苦いが本当の言葉。クリエイターであれ管理職であれ、コミュ力=人当たりの良さがまず一番大切だと私は実感しています。当然ですが「この人と仕事したい」と思ってくれるかどうかが仕事が回ってくる決め手になるからです。
例えば音楽業界では特にこれが全てです。ジュリアードの同窓生には上手な人が山ほどいますが、結局需要があるのは一緒に仕事して楽しい人。どうせ同じ仕事するならポジティブに面白い人とやりたい!と思うのは当然の人間の心理ですよね。経験から言ってプロの音楽家としてある程度の技術は持っていて当たり前。その上で、ユーザー(聴衆)視点から物を見られるか、チーム(共演者)と上手くやっていけるか、良いパフォーマンスができるか、いつも必ずこの3点での勝負になります。どの業界も同じではないでしょうか。