【独自】僕は「主食」で、世界を健康にすることに決めた
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注目のコメント
本人です...！
Newspicks を見ていたら、僕の顔写真が出てきてビックリしました！取材はされていましたが、完全食というジャンルの特集と思っていました（光栄です！）
ベースフードという、小麦全粒粉、大豆やチアシードなどの食材を配合し、栄養バランスのいいパンと麺を作り、オンラインで販売しています。
https://basefood.co.jp/
僕たちは、シンプルに主食にイノベーションを起こしたいと思っています。主食が今までのおいしさ/かんたんさのままで、理想的な栄養価になれば、より多くの人が健康的な社会になれると思っています。ラーメンやハンバーガーはいつでもだれでも食べられるので。
理想的な栄養価は、政府の食事摂取基準に則るままかもしれませんし、顧客の健康データを活用して基準そのもののアップデートに取り組むかもしれません。いずれにしろ、その時その時で、最も確実性の高い情報に則ります。
また主食は人に必要な栄養素を届ける最大公約数の器であり船であると思います。なので、健康診断と連動したパーソナライズ主食にも触れています。例えば、僕も尿酸値を下げる食事は分かっているものの続けられなかった過去があるので、主食の食材の配合が自動的に調整されて、無意識でも尿酸値の下がる食事が続けられたら、とても有り難いと思ってます。
僕は起業するまで、世の中で新しいことは他の人が既にやっていて、自分でやる余地はないと思っていました。でも、自分の目の前にあった主食ですらその余地があり、事業を進めるほどにもっとできることが見えています。主食のイノベーションをきっかけに、さまざまなイノベーションが起こると嬉しいです！面白いコンセプトですよね。忙しいビジネスマンや子育てに追われるお母さんがさっとごはんを済ませてしまうのには、良いかもしれません。
一方で、あらゆる栄養素に「過剰症」があることもまた、知っておくべきでしょう。飽食の時代に、先進国で何かの栄養素が「欠乏」して健康障害を起こすことは、このような食品を利用されるであろう世代の方には珍しく、むしろサプリメントなどを取りすぎることで「過剰症」を起こして体調を崩されることは珍しくありません。
食事をBase bread「だけ」に置き換えるならば良いと思いますが、それだけで「完全食」であれば、副菜をつけ続けると過剰になる恐れがあります。合間にサプリメントを摂る習慣があるようでしたら、過剰となるリスクはさらに増幅します。それは身体的「健康」という意味では逆方向です。
また、例えば慢性腎臓病を代表として、特定の栄養素を制限しなければならない方もいます。そのような方が「健康にいい」と勘違いをしてこの「完全食」を取れば、容易に過剰となり、体調を崩されます。
栄養摂取基準を超えれば「健康」ではなく、自分の身体に合ったバランスがあること、物事には欠乏だけでなく過剰もあることを認識し、賢く使うことが大切だと思います。必要な栄養が全て取れると聞くと、どうしても味が悪いと思いがちですが、BASE FOODのパンはおいしかったです。パスタは風味が独特で、毎日食べるのは厳しいかもと思いましたが、パンは毎朝、問題なく食べられると思います。
そもそも私たちの栄養バランスは偏っているので、1日3食すべてを完全食に置き換えなくとも、1食だけで栄養バランスが安定して、体調が整うそうです。
今度は、長期的に完全食を試してみて、実験結果をレポートしてみたいと思いました。
