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【新常識】これから野菜は、自動車のように「工場」で作られる

NewsPicks編集部
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  • 株式会社農天気 代表取締役農夫

    私が農業に転職したのは2005年でした。居酒屋チェーンの運営会社のグループで当時としてはかなり画期的な法人としての大型農場運営。北海道、群馬、千葉、京都など全国的に農場を展開ししかも全て有機農業でした。
    初期投資の回収含めかなり厳しい経営でしたが、毎年の収支のキモとなるのがレタスでした。

    レタスはご存知の通り、ちょっと触れば傷つくデリケートな葉物野菜で、シャキシャキの食感とサラダにした時の映え、オードブルなどの添え物として通年需要があります。
    しかし、屋外での栽培ですと天候リスクがとても高い。高温期には収穫して即座に冷蔵しコールドチェーンで流通させないと溶ろけてしまうし、低温期は霜に当たるとやはり溶ろけてしまうので保温が必要。サラダ用なので雨天時の泥はねやアブラムシなどの虫害も致命的というかなり面倒な商材です。
    栽培もさる事ながら収穫も時間との戦いなので、荒天時の現場作業はトラックの停車位置、パートさんの配置、作業分担を分単位でチェンジしたりと戦場のような有様でした。
    しかしその分、天候がわるいと全国的に品薄になり、通常は12個入り1ケース1000円ぐらいですが、産地に不調があると市場でも1ケース1万円越えのような高騰を見せます。

    ということでレタスは農業者にとってハイリスクハイリターンな勝負しがいのある野菜となっています。有機栽培の需要も高い。
    もともと日本でレタス栽培が広がったのは進駐軍によるアメリカ人のサラダ文化が入ったからですが、進駐軍は日本人が畑で糞尿を撒いているのを見てギョッとして
    レタスの施設栽培を調布飛行場で戦後すぐ始めたのが植物栽培工場の起源とも言われています。
    そのような特殊商材ゆえ、植物栽培工場が優位となれる数少ないジャンルです。

    もう一つ、私が実際に取材して植物工場ならではの強みを発揮している商材となると感じたのが育苗です。
    夏野菜に育苗分野ではかなりのシェアを持つ会社が植物栽培工場で冬季に初期育苗し、春先には自然光の育苗施設に移植、出荷というラインを作っています。
    どこに工場の強みがあって、差別化を図れるか、今のところ限られている商材を拡大できるアイデアと技術が生まれるかがネックと思います。


  • ㈱うちの子も夢中です 代表取締役

    毎度の書き方になりますが、レタス(それも玉レタスではなくサニーなどの非結球レタス)のような回転率の良い物でなければ商売になりません。
    ただ、サニーレタスやカット野菜分野では一定量のシェアはとれるとは思いますが、野菜全体がこれに置き換わることはおそらく採算性の面から簡単にはできないです。特に研究されている果菜類は安価な施設でも大量生産できますし、何より工程の自動化が非常に難しいため人力に頼る部分がレタスより格段に上がります。
    植物工場自体は面白い技術だと思いますし、植物天国の日本より海外の方で活躍できるかと思います。

    また文中にある

    「農地はずっと生産し続けるとどんどん痩せて、生産力が弱くなってしまいます。

    そして、それを自然の力で再生させるのは難しいので、これまでは化学肥料を使って生産性を保ってきました。

    でも肥料も投入しすぎると、薬と同じで効かなくなります。そうするとだんだん打つ手がなくなる。その結果、生産量が減ってしまった農家さんも少なくありません。」

    ですが、これは土壌学を理解されてないかと思います。
    まず肥料を投入しすぎると効かなくなるというのは、おそらく土中の微量要素のバランスが崩れていることが想定されます。植物の生育には基本となる窒素、リン酸、カリだけでなくMgやCaなど様々な微量要素が相互にバランスをとらないと吸収効率が落ちます。
    これはかなり前から様々な研究で実証されていますが、農家のかたの中にはこの手の研究を学ばずなんとなくで施肥している人もいて、さらに言うと弱小JAの場合は指導員も把握してなかったりします。そういう中では肥料による生育の低下は発生しますが、きちんとした科学のもとでは地力低下は起こらず、むしろ肥えていきますし最近では肥えすぎる事による硝酸態窒素の過剰蓄積が問題になっている場合もあり、どうCEC値を落とすかに苦労されている農家さんが多くなっています。

    記事の序文部分を読む限りでは土壌学の基礎を把握されてないので、それをもって未来の農業的なことを書かれても、非農家さんはともかく、真面目に農業に取り組んでいる人にとってはなかなか肯定は難しいです。

    ちなみに結球レタスは比較的有機栽培はしやすいです。


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    (株)スマートアグリ・リレーションズ(バイオマスレジングループ) 社長執行役員

    野菜や食肉だけではなく、穀物も工場で効率よく栽培できるようになると、世界の食料供給やプレーヤーが大きく変わり、ゲームチェンジが起きると思っています。

    日本の食品は安全神話が強いため、どうやって生産されているかに関して、そこまで関心が高くないのが現状ですが、自分や家族の身体を作っている食品に対して、もっと意識を高めるべぎだと思っています。

    また、気候変動や人口増加など、これまでとは同じ条件で手に入らなくなりそうな食料。
    食料の輸入依存を減らし、自国である程度賄えるよう、食料安全保障に関しては、より注力していくべきだと考えています。


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