IPOスポンサー金融機関に最大5%の投資義務付け-中国「科創板」
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市場の成熟度を考えれば、上海とはいえ、新興企業のIPOを取り扱う市場に一定の秩序を保つ為にはこういう手段しかなかったのかもしれません。
日本のマザーズ市場を見ていると、IPOしたけどどうするの⁇と首を傾げたくなる企業が散見されます。
それは業績云々以前の問題で、ビジネスモデルが公開企業に相応しいか、きちんとした開示が出来ているか等々、企業の資質の問題だと思います。
この辺りを担保させる為に、スポンサー金融機関→いわゆる主幹事証券会社に一定の責任を持たせるというのは考え方としては有りだと思います。
ただ、株の保有比率が適切かどうかは、企業の時価総額次第ではないでしょうか?この辺りについて、きちんと指針を出すのでは?と想像しています。安易な引き受けを防ぐため?一方、引き受け金融機関のリスクを下げるために、IPO価格を引き下げかねるリスクもありそう。そしてそうなれば逆に金融機関の儲けという批判につながる…
一度きりのIPOタイミングでそれが良いことかは悩ましい。ただ基本的には資本が大きい大型金融機関に優位に働くと思う。
あとこれで大型株のIPOには科創板は使われにくくなると思う。金融機関側には自己資本規制もあるし、その中で2-5%というのは結構大きい。