世界最大の飛行機「ストラトローンチ」が初飛行に成功
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モハベ砂漠に保管されていた2機の中古の747-400を解体し、エンジンやコクピット、ランディングギアなどを流用して作った機体です。揚力を生み出す翼の面積が小さいのが印象的ですが、おそらくロケットのペイロードを大きくしたいために、強く頑丈な翼を用意して翼の面積を減らしたものと思われます。そのかわり離陸速度は長めに必要となっているものと考えられますが、まぁアメリカの砂漠の滑走路は長いので問題ないでしょう。
ロケット側としても上空で発射できるメリットは大きく、専用の発射台が要らないことや、ロケットの燃料を減らしてその分をペイロードにできることなどが挙げられます。人工衛星を安く打ち上げる手段の一つと見られており、価格次第ですが背後にある需要は大きくなっています。
なお、ロケットそのものはこの会社による自社開発は断念されており、現時点ではノースロップグラマン社のペガサスというロケットが空中発射型のロケットとして開発されています。空中発射ロケットの母機(1段目).卒論で,空中発射システムの検討をさせたことがありますが,この程度の高度と速度では,地上と打ち上げるのと比較してそれほど大きなメリットがあるわけではない.ただ,ロケットを水平に打つことができるのは大きい.地上から打ち上げるとほぼ垂直に打ち上げ,重力ターン(に近い誘導制御)で徐々に寝かせていくわけですが,垂直打ち上げ分がないのが利点.
以下,3カ月前の滑走試験を伝える記事でのコメント.
https://newspicks.com/news/3594560?ref=user_2112738確かに翼は長いけど、胴体はスマートで「世界最大の飛行機」という説明はなぜだろうかと思った。Wikipediaにあった図で納得したけれど、横幅が世界最長なんですね。この胴体の間にロケットを積んで上空まで運ぶわけか。