大手芸能事務所に労働是正勧告 アミューズ、吉本興業、LDH
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注目のコメント
エンタメ企業も含む様々な業界で産業医をしていますが、労働時間について各企業の方からほぼ常套句のように言われるのは「いやー、うちの業界は特別なんですよねぇ!」というもの。
確かに私もいち医療職として「医療の現場は命を扱う特別な業界なんだ」と思わなくはないです。
しかし、だからといってその業界で働く人々の健康と天秤にかけた時に、もう野放しにはしておけない状況になってきました。
以前は労働基準監督署と言えば製造業や建設業などのブルーカラーという印象でしたが、今もその傾向は変わらないもののホワイトカラーにも着実に手が伸びてきていると現場感覚としても感じます。
元号発表の影にちょっと隠れてしまいましたが、4月1日から働き方改革関連の法令が改正となりました。一般の方を対象としたインタビュー記事ですが、もしよろしければご覧下さい。
「残業時間に上限」4月から始まる新たな制度の内容とは?
働く人の健康のプロ、産業医5人に聞きました
https://newspicks.com/news/3784179/労基署の調査は特定の業種を重点的なターゲットにしておこなわれることがありますので、それかもしれません。なお、年度の初めに各労働局からも監督の方針は公表されています。
芸能界のマネージャーは、基本担当タレントと同じ労働時間+打ち合わせや事務作業となるので、時間的に厳しいですよね。
良くは知らない業界なのでつい「みなし残業適応可能?」とか「マネージャーと言うからには管理職扱い?」とか色々考えてしまう。
4月からは、残業での労基法違反の監督者(個人)には6カ月以下の懲役か30万円以下の罰金が科されるので、皆さん注意して改善しましょう。