【山口周】ゼロから学べる、最高の思想家・哲学者10人の教え
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注目のコメント
必読。
現代に場面設定を置き語らせる方式は分かりやすく理解が深まる。ありそうでなかった!です。
「インスタ投稿は不幸になるゲーム」
「本当の働き方改革は、かなりきついですよ」など。
冒頭の一例からパンチありです。面白おかしく読めて教養を学べた気分になれる、まさに「良い記事」の典型だと思います。
冒頭にあるように、哲学は「幸せになるための学問」ではありますが、ビジネスシーンではそれ以上に「意思決定の方法論」なのかな、と思います。
・1と2はどちらが大きいか?
といった明確な答えがあるシーンは別ですが、
・100のコストでクオリティが低いサービスを作るか、
・1000のコストでクオリティが高いサービスを作るか
は往々に来て哲学的な問題になり得ます。面白い記事でした。ロジック思考だけでは、ビジネスの世界ではしょせん「課長どまり」でしかない。むしろ白黒がつけられない判断こそ、もっとも役に立たない学問の代表とされてきた哲学が、最高の武器になるーー。
コンサルタントでありながら作家の山口周さんに、そんな偉大な思想家・哲学者10人から学べるエッセンスを、これでもかというトークを交えて解説してもらいました。その具体例がとにかく面白くて、こんな哲学の先生と若い頃に出会えていたら、きっともっとこの学問の奥深さにたどり着けたのではないかと思えるほどでした。
ちなみに書籍『武器になる哲学』の冒頭には、無教養なエリートは世界にとっての脅威である、とすら書かれています。これは半世紀前にシカゴ大学総長が語った言葉の紹介ではあるのですが、いまなお多くのビジネスパーソンにグサリと刺さる一言ではないでしょうか。
シュールで面白い、哲学者たちのイラストも楽しみながら読んでみてください。