「キャッシュレス・ロードマップ 2019」公開。キャッシュレスが日常に
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4.1 キャッシュレス社会の姿より
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我々が目指すべき「キャッシュレス社会の姿(将来像)」を思い描き、関係者がその将来像を拠り所とすることで、関係業界が主体的にキャッシュレス推進のための活動を行うべき。
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あるべき姿(目指す将来像)から逆算してキャッシュレス推進を行うこと、と、そこから各ステークホルダーのメリットを理解させる点に関しては完全に同意です。
最近よくある出来ない理由ばかり列挙したり、現状の問題からのコインの裏返し的なアプローチではキャッシュレス促進は難しいでしょう。
また、Araiさんも言及されているように、ポイント付与や還元が全面的に押し出されて、キャッシュレス社会の本質が見えなくなっていると考えます。
私の考えるキャッシュレス社会の本質としては、3段階あり
(1)中小加盟店の業務効率化 (キャッシュレスはあくまでその手段の1つ)
(2)消費者のライフスタイル変革
(3)データ利活用を通じた生活の利便性向上
だと考えます。
そこを踏まえてこのロードマップを考えると、
・消費者視点で書かれており、上記の(1)の加盟店視点が欠如している。
・6つの「キャッシュレス社会の姿」を提示しているが、それらのレベル感が異なる
- 結果論であってあるべき姿でないものなどある
- ③のキャッシュレスで支払うとお得などは目先のものと将来的なデータ社会になった際のダイナミックプライシングの2つの捉え方がある ...tec
などと、いったような欠点が存在します。
まず、そもそも(1)についての議論が十分になされていないので、(2)や(3)の議論から始めても難しいのではないでしょうか。
注目のコメント
このキャッシュレスロードマップは、あくまでもユーザーである国民から見た視点で作られていますね。
もちろん、それは必要ですが、キャッシュレス社会になることで、企業やパブリックセクター(→国や地方自治体)にとって、どのような利便性やメリットがあるのかを明示することも重要だと思います。
例えば、多くの人がコメントで指摘されている脱税防止などは、税収がどれくらい増えるか試算して示せば、私達の社会保障費用を賄える分が増えるわけですから、キャッシュレス決済が個人の嗜好の問題でないことが分かりやすいと思うのです。
また、マネロン大国という不名誉なレッテルを貼られていることを国民には知ってもらう必要があるのではないでしょうか?
今は、ポイント付与を前面に押し出しているので、キャッシュレスの本質が見え難くなっていますが、これは一過性の過渡期であると考えて良いと思っています。10年後のキャッシュレス社会の姿として、「日本全国、どこでも誰でもキャッシュレス~キャッシュレスが日常生活の身近にあり、それがあたりまえの社会~」と定義したとのこと。
キャッシュレスを浸透させるためには、心理的アプローチがもっと必要だ。現金が安心、クレジットカードだと使いすぎてコントロールできない。そう考える日本人は実に多い。
「むしろキャッシュレスだから安全で、管理しやすい」などのイメージ戦略を進めてほしい。我が家が完全キャッシュレス生活に切り替えてから1年ほどが経ちました。
全ての出費は可能な限りクレジットカードか、クレジットカードからチャージされたEdyなど。現金を使うのはラーメン屋と飲み会の割り勘などで生活しています。
実体験から思うことを書きます。
・使いすぎの懸念
→ない。
・家計の把握
→数日に一度、カードのマイページで利用料の確認しているので、銀行から現金をおろして使っていたときよりも正確に把握できるようになった。
・デカイ財布を持ち歩かなくて良くなった
→スマートライフ
・決済が早い
→人生の時短
なお、デメリットは以下の通り。
・外食するときには事前にカード可能か確認をしないといけない
→なんで食べログで決済方法の項目が無いのか不思議。事前に下ろしていくかどうか判断するために電話して聞くこともある。
・緊急時のために数千円だけ持っているが、小銭の扱いに困る。特に1円単位の小銭が本当にこまるので、「現金のみ+982円」みたいな料金設定は嫌だ。(近所のクリーニング屋さんがそうなのだ)