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【聖書入門】才能は授かりもの。自己実現よりも大切なこと

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    キリスト教やユダヤ教、イスラームといった宗教でずっと問題になっていることに、「自由意志」というのを人間が持っているのかどうか、ということがあります。神は万能で万物の創造主なので、今この瞬間に世界をまったく創り変えてしまうことも、終わらせてしまうこともできます。私が今これを書いているのも、この仕事を選んだのも、神がそのように創ったからそうしているだけで、別に私自身がそう決めたからではない、という考え方です。
     イスラームだと徹底していて、瞬間ごとにこの世界は神によって新しく創り直されている、という考え方があります。今コーヒーを飲もうと思った私がカップに手を伸ばすのも、神がある瞬間と次の瞬間を連続性のある世界として創ったからです。神がその気になれば、次の瞬間には世界は連続しておらず、消えてなくなります。これを最後の審判といいます。人間は、また別の世界にいて、天国か地獄かどちらかにいる、とされています。
     これらの宗教のもう一つ重要な問題として、その時どうすれば天国に行けるか、地獄に行かないで済むか、ということがあります。そのために善悪と様々な行為について千年以上議論されてきました。
     これらの問題は、神学の重要な問題ですが、本当のところは人間にはわからないことです。「自由意志」があるかないかにかかわらず、私の意識では自分がしようと思ったことをするしかありません。ただ、この世界観、世界は神が創っていて、人間は必ず天国か地獄へ行く、という理解を受け入れると、私が何をしたいのか、ということが変わってきます。お金を稼ぐことも大きな会社をつくることも、「それは天国へ行くのに役に立つのか」という判断基準が入ってきます。この世は来世に比べればほんの一瞬のようなものなので、この世で何かを実現したりするよりも、天国へ行ける準備として意味があることをしているか、の方が大事、という人たちは世界に何億人もいます。


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    パロアルトインサイト CEO

    導きの考え方はとても心に響きますね。以前アメリカのジャーナリストのマルコムグラッドウェルが、「カフェで隣で座っている女性の会話を聞いていたら、「神は私に何をして欲しいと思っているかわからない」という会話をしていて、普通の人なら「私は何をしたいかがわからない」と言うところを、自分より偉大な存在である神は、私に何を望むのか?という視点でキャリアを考えているのが興味深かった」と言っていました。

    自分を中心に考えていると見えない世界が見えることもありますね。導きの答えがすぐに分からなくてもきっと問題なくて、そういう質問を投げかけながら、天職に出会える人は本当に幸せだと言われるのも、そういう意味があるのだと思います。


  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    人間は、意味付けを求める生き物だと思っている。意味付けをして、人生を良くしようと頑張る。一方で、人生の全部をコントロールできるわけでもない。そのなかで良いことは自分のおかげ、悪いことは他人・環境のせいとなりがち(なんて人間くさい営みなんだ!)。
    そんなときに「恵み」や「導き」といった言葉は、謙虚になったり悲観的になり過ぎずに新しい意味付けをするための、古来からの人間の知恵というか生存本能だと思う。痛み・苦しみのシェアも同じで、誰かに話したり、解決にはつながらなくても共感をしてもらえるだけで心はだいぶ楽になる。だから教会などの宗教の場が、コミュニティの中心に古来からなってきたのだと思っている。
    一方で各種の宗教戦争のように、その共感が過度になって、敵対的になっていくこともある。個人の感情を良くする存在としての宗教は大きく賛成だが、他者を攻撃するための存在になっていくときには大反対。表裏一体で、今でもこの問題は多く残っている。


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