【解説】25年で半減。こうして「パチンコ屋」は倒産する
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注目のコメント
パチンコ業界の記事でいつも話題になりますが、20兆円という数字は貸し玉料の合計なので、パチンコホールの売上としては4~5兆程度と言われます。それでも大きいですが。
規制に翻弄される業界ですが、5年前の記事(もう5年もコメント書いていることが衝撃、、)を見ると「パチンコ税検討」というものもありましたが、その後進んでいない、といういことですね
https://newspicks.com/news/491810少し補足しますね。
>それまで振れ幅の大きかったボーナスの確率を一定にするなど、射幸性を制限した新機材「5号機」の導入が風営法による規則で義務付けられた。<
実は4号機でもボーナスの確率は一定だと法律で決まっていて、毎ゲーム完全確率(毎回サイコロ)で抽選されないとダメでした。つまり台が出玉感を演出するためにボーナスを操作することほできないのです。
というと昔のパチスロを知ってる人は驚くかもしれませんが、面白いカラクリがありました。
・そもそもボーナスとリプレイが同時に当選している状態だと、法律上はリプレイを優先しないといけない。
・毎ゲーム、完全確率で抽選されるボーナスですが、ボーナスが成立しても内部でリプレイが成立していることにして、ボーナスを発動させないことができる。(リプレイ優先だから)
・内部でリプレイが成立しているからボーナスは発動しなくてOK。しかしリプレイの中にもちゃんと揃うリプレイと、ただの内部で成立しているだけのリプレイが存在する。
・パチンコと違ってパチスロでは、法律でボーナスの確率を変動させることは認められていない。が、内部リプレイの確率を変動させることはできる。(というか法律では内部リプレイなんていう謎の抜け穴を想定していなかったw)
・つまりパチスロでも内部リプレイの確率を操作することでボーナスの連チャンや1ゲーム連などを演出できた。
これにお国は怒って「ふざけるな!5号機では成立した役は、内部とかは無し!特にリプレイは成立したら絶対揃う仕様にしろ!」となるわけです。(その後もメーカーと国の騙しあいは続くw私が就職して足を洗った2009年以降のことはあまり分からないけど)
話を戻すと、5号機になると(初期の頃は)出玉感が一気に落ちたので、人気の台が減りました。メーカーは4号機時代には年間3種類くらいリリースしてたのが倍以上リリースし始めた。出玉感でアピールできなくなったので、演出の派手さで射幸心をあおるようになって、ギミックに金をかけたため台の値段がどんどん上がりました。
(私は出玉感より安定感、派手な演出より美しいリーチ目が好きでしたが)
つまり
・リリースの頻度がめちゃ上がった
・台の単価が跳ね上がった
ので、小さなホールは大変になったとさ。
最後にかかれてるパチンコの必要悪は、個人的には「うーーん」ですね。適度に楽しめる健全な娯楽として進化することに期待する方が合理的と提案されていますが、パチンコ・パチスロ業界を支えているメインユーザーがそんなものを求めるとは思えないですね。
「パチンコ業界と関係のある企業は数多くあるのだからパチンコ・パチスロの規制を強めることは日本経済全体に影響が出るからよろしくない」との考え方も疑問です。そんなのどの業界だって同じで、なぜパチンコ・パチスロだけ暖かく見守る必要があるのか。問題の本質は、パチンコ・パチスロに人生を捨ててしまう人が出てくることなので、パチンコ・パチスロ業者は質の高い新しい娯楽を新規事業として始めれば良いだけではないでしょうか。政治家や警察がそんなこと許さないのでしょうかね。