ニッスイと日立造船、国内初のサバ陸上養殖施設を共同開発へ
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これに踏み切れるのは、ニッスイが飼料も作れ、さらにマサバの人工種苗の生産可能な鳥取栽培漁業センターとの繋がりが深い会社だからと思います
(完全な推測ですが、巻き網船もありますし結構税金落としてると思うので鳥取での政治力高そう)
国内各地で現状多い養殖マサバは蓄養がメインで、別の漁獲でとれた100-250gのものを海面の生簀で半年程度育てて500-600gにしてから出荷するもの
陸上養殖をするとなると、水処理を筆頭にした多大な施設管理コストとそれを超えれる安定的な生産が必要になりますが、種苗を天然に依存していたら海の環境が変化しまくるこのご時世に大型投資は辛い
そこで人口種苗が活きてくる
これで人口種苗が高ければ意味ないですが、これを海面で養殖したマサバの市場での相場は、他の蓄養マサバと比べてそんな変わらない(むしろ少し安い)価格でした(少しサイズ小さかったですが)
ライバルの蓄養マサバが天然種苗が安くなった時、安く出せるため手強そうですが、弱点は「アニサキス」リスクがゼロにできないこと
天然種苗がすでに寄生されていたり、海面のためアニサキス寄生のオキアミを食べてしまう可能性があるためです
対して完全陸上養殖マサバはアニサキス無し!
味は得意な飼料の改良で対応!
これからのご時世流行るとは思います閉鎖循環式の陸上養殖では三井物産のトラウト、マルハニチロのサクラマスと、これまでサーモンが多かったように思いますが、海水魚での陸上養殖。またあくまで刺身用とありますが、それでもいわゆる大衆魚でのチャレンジに注目です。
取り組む相手もベンチャーなどではなく大手。日経記事ではこの施設では2022年に年間250㌧の生産見込みとありましたが、彼らが見据えるのはもっともっと大規模で効率の良い生産でしょう。
あー、羨ましい。どうせ無理だと言える要素はたくさんあるでしょうが、チャレンジする人を尊敬し、応援したいです。