インフル薬使用法、新しい提言策定へ 日本感染症学会
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注目のコメント
保険承認以降、今に至るまで、どのタイミングで使うべきか、使う必要性すら感じない薬剤であることは今までコメントしてきた通りです。
これを機に医者も患者も医療リテラシーを向上させるなら、タミフルを使うというプラクティスではなく、きちんと予防をして、不必要な抗インフルエンザ薬は使用しない、という方向になってほしいと願います。
ゾフルーザについては、他薬剤耐性の場合は必要と可能性はあるものの、そもそも感受性試験自体が臨床では使用されません。ですので、可能性があるとするならば重症患者への併用療法ですが、こちらはエビデンスがありませんので限られた条件下で臨床試験として検討されるべき話です。(とはいえ、目の前でインフルエンザ脳症や心筋症を見たらエビデンスがなくても使用を検討しますが、、、)
別にたいしたことではないですが、
産経ニュース「耐性ウイルスの出現率が高いゾフルーザは単独で使うべきではない。一方で重症患者に対して既存薬との併用は有効の可能性はある」
共同通信「重症患者やほかの薬に耐性がある場合に、併用してゾフルーザを使うことは有効だ」
なんだか似たような記載ですが、なかなか受け止め方の変わる表現ですが、ニュースって見比べるとこういったものなのですかね??高血圧や便秘など実に様々な領域でより高価な薬剤が選択される傾向のある日本の臨床現場において、ゾフルーザの臨床試験が報告された時点で、このような事態は十分予想できていたことです。このNewsPicks上でも、必ずしも感染症を専門としない医療従事者が声を揃えて警鐘を鳴らしていました。
耐性が出たから対応するでは本来遅く、耐性ウィルスが生じるのを可能な限り未然に防ぐ必要がありました。それを学会として主導できなかったことは、今後の反省材料と思います。