ECB、超低金利のリスクについて議論=3月議事要旨
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昨晩この議事要旨に関するレポートを配信しましたが、一番印象的であったのは、利上げ開始時期に関するフォワードガイダンスに関して、多くのメンバーが来年の3月とする案を主張したことです。その意味では、本年後半以降の回復というメインシナリオに不安を感じるメンバーが少なくないことが示唆されます。
一方、銀行貸出の現状については、記事が指摘するように総じて堅調との評価が目立ち、逆にTLTRO IIIの必要性に疑問を抱かせる内容でした。一部の国を除けば、pre-emptiveな意味合いが強く、だからこそ開始時期も9月という余裕のある判断であったことが確認されました。