マイナス金利の深掘りはハイリスク依存を招くー全銀協の高島新会長
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注目のコメント
マイナス金利の深堀が銀行のリスクテイクを助長し金融システムを不安定化させるという指摘です。それはその通りだと思いますが、業界全体の再編促進と合理化(経費率の更なる引き下げ)をしろと返答されると反論が続かなくなると思います。
次に追加緩和を実行すると決めた場合、その政策手段としてマイナス金利の深掘りが適切な措置かどうかは議論の余地があるところでしょうが、この手の発言は誰がどの立場から主張しているかを考慮せざるを得ませんね。
マイナス金利政策が過大なリスクテークや集中リスクが生じやすい環境を生むのは間違いないにしても、それを避けて道を切り開くのが銀行の責任だろうという声も出そうですが、内外の金融ビジネスに深い経験・知見と洞察力・問題解決力を持ち、胆力があってブラフを使わずメガバンクグループを引っ張る立場を得たと遠い昔に席を並べた経験から信じる高島新会長の言だけに、文章以上の説得力を感じてしまう・・・ (^^;
マイナス金利にまで行きついた量的緩和が、円安で円ベースの企業利益を押し上げ、株価を上げて一時は個人消費に貢献したことは間違いなさそうですが、本質的なところで実体経済にプラスに効いているかどうかは見解の分かれるところです。
「足元の物価上昇率は1%に満たず目標は遠い。達成時期は6回先送りされ、昨年4月に公表自体を取りやめた」、さらに、インフレ傾向が多少なりとも強まるとモノやサービスを物価上昇前に買うどころか財布の紐を引き締める庶民の行動、といった現実を前に、「日本経済にプラス効果があるか」本気で検討する必要があるのは間違いないところであるように思います (^.^)/~~~フレ!