アップル:ワイヤレス充電マット「エアパワー」の中止を発表
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「エアギター」的な何かだったわけですかw この分野は、ちょっと前は技術陣営同士の戦い(インテルvs.クアルコム)などあったり、いろいろと怪しい気がしてしまいます。「便利さ」と「充電効率」と「安全性」と「収益性」がなかなかうまくバランスしないような印象。
今年のCESでも出展していた「超音波で飛ばして、部屋の反対側にある機器までチャージできる」と謳い、実は実現不可能っぽいのにやたらたくさんお金を集めたUBEAMというベンチャーもあって、こちらは女性が創業者ということもあり「無線チャージング界のセラノス」などという声もあります。結果としてAppleは製品として発売出来ないものをComing Soonとして発表会で写真1枚でコンセプトとデザインを紹介した。その際に、どの程度の製品かは紹介されていないことからモックとしてはあったが、実際の動作確認や信頼性評価は完了していなかったのではなかろうか。やらなければいけないこととして発表が先にあり、期待値の先取りに逸ったのか?
これはAppleのこれまでのやり方とはだいぶ違う。
発表後、翌週には予約ないしは入手できるからこその発表会だったはずがそうした流れを最近うまく作れていない。XRも発表後に1.5か月も入手まで待たされているし、Xも1か月以上待った。発表会の日付は変えないが、発売日は不用意に後倒ししている。これは確実に初動の売上に影響を及ぼしている。人々が麗しき誤解をしている間に製品は売り切るべきなのだ。
そもそもAirPowerには設計課題・製品化への重要課題があることを製品設計やオペレーションチームは事前に知ることができたはずだし、製品発表前にそれを経営層には知らせたのだろうか?知らせたが、それでも発表することを経営層が選んだのか、それとも経営層は知らなかったのか。
Appleの鉄壁のオペレーションがほころびを生んでいる。
経営層が製品を甘く見て発表したのか、オペレーションチームが経営層に「忖度」して報告を怠ったのか。
やはりデザインとコンセプトとしてのiPhone, Apple watch, Airpodsの同時充電は難しかったということだろう。目印をつけて置く場所を決めればどうとでもなったのだろうが、それではデザインが変わってしまう。目印を付けなければ過充電などの事故の可能性も出てくる。たった1枚の写真だが、あの写真を発表会で出してしまったからこそ、期待値が先行し、そして顧客は便利そうな素敵な製品が得られないで失望する。
Appleのオペレーションのほころびとプロモーション戦略不在をより強く感じる出来事だと思う。サブスクリプションに手を出すのはいいが、製品がイマイチだったらAppleのブランド力は地に落ちる。中途半端な危険な代物を出すよりは出さない方がよいが、であれば、そもそも発表など中途半端にするべきではなかったと思う。「iPhone・AirPods・Apple Watchをパッド上のどこに置いても充電可能」というのが売りだったAirPower。その売りがネックだったのでしょうか。
「どのデバイスをどこにおいても充電」を実現するために、使用するコイルの数が21〜24個とか…。
https://newspicks.com/news/3325422
上記記事では…
■熱処理問題
■通信問題
■機械的
■インターフェイス的問題
…などをあげられていました。