2月完全失業率2.3%に低下、有効求人倍率1.63倍で前月と同水準
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正規の職員・従業員数は3486万人。前年同月に 比べ56万人の増加。51か月連続の増加。
非正規の職員・従業員数は2157万人。前年同月 に比べ37万人の増加。17か月連続の増加。
完全失業者数は156万人。前年同月に比べ 10万人の減少。2か月ぶりの減少。
非労働力人口は4267万人。前年同月に比べ 80万人の減少。45か月連続の減少。
●労働力調査(基本集計) 平成31年(2019年)2月分
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/201902.pdf非労働力人口も季節調整値で見れば、1・2月に+44万人増えた後に▲37万人減っており、労働参加率が上昇する中での失業率低下ですから、良い失業率の低下といえます。
ただ、肝心の就業者数は季節調整値で1・2月に▲52万人減った後の+49万人増加ですから、更にどんどん雇用が増えている状況とまではいえないでしょう。
有効求人倍率も1.63倍で頭打ちですので、雇用環境は改善というよりも高原状態といったところですね。2月の雇用統計が悪化したら個人消費も黄信号と思っていましたが、再び回復トレンドに戻ってくれました。雇用者数を季節調整値でみると、12月・1月と減少しましたが、2月はそれを挽回する増加幅だったので、雇用環境は大丈夫だと思います。